駄菓子ノート
駄菓子屋のおばあさん

チョコ駄菓子1

昔ながらのチョコ駄菓子には、わなげチョコ、麦チョコ、シガレットチョコ、パイプチョコ、チョコバットなどがあります。遊びながら食べたり、大人のふりをしてみたい人たちに大人気でした。最近のチョコレートの駄菓子には、どのようなものがあるのでしょうか。

チョコレート駄菓子の基本の材料は?

砂糖…糖類で甘さを出します。カカオマスと砂糖の割合でカカオの含有量を表します。

全脂粉乳・脱脂粉乳…牛乳から水分をとばしたものをいいます。脱脂粉乳より全脂粉乳のほうが濃厚な味です。

カカオマス…砂糖が入っていない状態のチョコレートで、カカオ豆をローストし、ペーストにして作られます。

植物油脂…ココアバター、サラダ油などが使われています。ココアバターはチョコレートを固める役割があります。

乳化剤…特にチョコレートでは大豆由来のレシチンがよく使われています。油分と水分が分離しないように混ぜ合わせる役割があります。

香料…香りをつけておいしさを出します。

ごえんがあるよチョコ

ごえんがあるよチョコ(写真1)

ごえんがあるよチョコ(写真2)

・味:

・価格:5円
・製造元:チロルチョコ株式会社
・原材料:砂糖、全粉乳、カカオマス、ココアバター、植物油脂、乳化剤(大豆由来)、香料

1984年に誕生しました。5円玉の模様がそのまま再現されています。5円だからといってついつい買っていました。吊り下げタイプや袋入りもあるようです。昔と今を比べて変わったところは、パッケージのキャラクターは、白い靴だったのが赤や水色などの靴になって5種類あります。

でも、味は昔と変わらない、チープな味がします(笑)海外旅行のおみやげで、こんな味のチョコがあったな~と思いながら食べました。パッケージの内側には前世占いが書かれてありました。占いやおみくじだけでも80種類もあるそうで、飽きることがないですね。

チョコ大福

チョコ大福

・味:

・価格:10円
・製造元:やおきん
・原材料:砂糖、水飴、植物油脂、ゼラチン、コーンスターチ、脱脂粉乳、ココア、全粉乳、乳糖、食物繊維、カカオマス、クリームパウダー、アーモンド、食塩、ソルトビール、乳化剤(大豆由来を含む)、卵殻カルシウム、香料

チョコレートが入ったマシュマロです。こういうチョコレートが入ったマシュマロは、他のメーカーでも出しているのですが、チョコレートの味はいちばん苦い感じがします。その代わり、マシュマロは甘く感じます。大きさは4.5cmくらいでよく見かけるマシュマロ駄菓子の大きさです。ほかにぶどう味・コーラ味・プリン味もあります。

きなこの山

きなこの山(写真1)

きなこの山(写真2)

・味:

・価格:10円
・製造元:丹生堂本舗
・原材料:砂糖、植物油脂、全粉乳、きな粉、乳糖、カカオマス、ココアバター、食塩、乳化剤(大豆由来)、香料

某き○この山でも、きなこ味があるのですが、関西限定なのでなかなか食べられません。そんな遠方の方にうれしいのが、このきなこの山です。口に入れた瞬間、きなこの香りがして、思わずむせてしまいました。きなこが強烈です。きのこの軸はありませんが、充分に食べてみる価値があります。当たりくじつきです。

和チョコいちご大福風

和チョコいちご大福風

・味:

・価格:10円
・製造元:丹生堂本舗
・原材料:砂糖、乳糖、還元水飴、ココアバター、全粉乳、植物油脂、麦芽糖、ゼラチン、脱脂粉乳、餅粉、調味料(アミノ酸等)、野菜色素(ビートレット)、乳化剤(レシチン)、酸味料(クエン酸)、香料、パプリカ色素(原材料の一部に大豆を含む)

いちごの香りがほんのりとします。それが上品な和風の感じがして、期待して食べてしまいます。でも味はいちごの味より砂糖の甘さが強い感じがします。中にはもちっぽくないもちグミが入っています。見た目は和風なのですが、あっさりとした食感が洋風の印象を受けました。ほかに抹茶もち風ときな粉もち風もあります。和チョコに興味がある方におすすめです。

いちごショートチョコ

いちごショートチョコ(写真1)

いちごショートチョコ(写真2)

いちごショートチョコ(写真3)

・味:

・価格:10円
・製造元:丹生堂本舗
・原材料:砂糖、植物油脂、全粉乳、乳糖、カカオマス、ココアバター、ソルビトール、乾燥イチゴ、乳化剤(大豆由来)、紅麹色素、香料

いちごショートケーキを、小さなチョコレートで再現しています。下がチョコレートの層で上がいちごの層になっているため、チョコレートの味もいちごの甘酸っぱい味もしっかり味わえます。見た目が可愛いので、たくさんまとめ買いしたくなるようなチョコレートです。当たりくじつきです。

ミニプリンちゃんチョコ

ミニプリンちゃんチョコ(写真1)

ミニプリンちゃんチョコ(写真2)

ミニプリンちゃんチョコ(写真3)

・味:

・価格:10円
・製造元:丹生堂本舗
・原材料:砂糖、植物油脂、乳糖、全脂粉乳、カカオマス、卵黄粉、ココアバター、乳化剤(大豆由来)、クチナシ色素、ベータカロチン、香料

カスタードプリンをチョコレートで再現しています。味も香りも、しっかりプリンになっていました。カラメルからカスタードまで再現しているのがすごいです。プリン味のチョコレートは数多くありますが、1番濃いです。当たりくじつきです。

ボーズめくり!花のチョコ<当り付>

ボーズめくり!花のチョコ<当り付>

・味:

・価格:10円
・製造元:高岡食品工業
・原材料:砂糖、カカオマス、ココアバター、全粉乳、澱粉アラレ、植物油脂、乳糖、乳化剤、香料(原材料の一部に小麦、大豆を含む)

花の形をした、クランチチョコレートです。ビックリマンのチョコレートに近い味です。さくさく感は控えめに感じます。10円にしては充分においしいチョコ駄菓子です。百人一首の坊主めくりをイメージして作られていて、姫が出たら当たりです。チョコレートの味よりパッケージにインパクトがありました。

ピーナッツチョコ

ピーナッツチョコ

・味:

・価格:10円
・製造元:やおきん
・原材料:ピーナッツ、砂糖、ココアパウダー、ミルクパウダー、パーム油、小麦粉、食塩、乳化剤(レシチン;大豆由来)、カラメル色素

「チョコボール」よりひと回り大きめのピーナッツチョコが、5個入っています。ピーナッツとチョコレートがよく調和しています。「チョコボール」と比べて、チョコレートが少し苦い感じがします。ポリポリとした食感が良いです。砂糖でコーティングしているため、暖かい場所でも溶けにくい感じがします。ホワイトチョコバージョンもあります。

ミニ壱万円チョコ

ミニ壱万円チョコ(写真1)

ミニ壱万円チョコ(写真2)

・味:

・価格:10円
・製造元:丹生堂本舗
・原材料:砂糖、カカオマス、乳糖、全粉乳、ココアバター、植物油脂、脱脂粉乳、乳化剤(大豆由来)、香料

チョコレートには、なぜか恋人銀行という文字が書かれています。バレンタインにもらって嬉しいチョコなのかもしれません。普通のミルクチョコレートの味がします。くどくなくて、カドのない甘さだと思います。当たりくじつきです。

10円かんばんシールチョコ

10円かんばんシールチョコ(写真1)

10円かんばんシールチョコ(写真2)

・味:

・価格:10円
・製造元:ジャック製菓
・原材料:砂糖、植物油脂、カカオマス、ココアケーキ、脱脂粉乳、乳化剤(大豆由来)、香料

ぱっと見、どこからどこまでが商品名か判りませんでした。チョコレートには、アルファベットの文字が大きく入っています。ごえんがあるよチョコに似たような、チープな味がします。

原材料のココアケーキというのはカカオマスから脂や脂肪分を取り除いたものなのだそうです。原材料はどこに書かれているのかというと、かんばんシールの裏に書かれてありました。かんばんシール、いい味出しています。

コラム……チョコレートの種類

パッケージを見ると、チョコレートと書いてあるものと準チョコレートと書いてあるものがあります。この違いは、カカオの分量によります。カカオ分が35%以上のものをチョコレート、15%以上でココアバターを含む脂肪分が18%以上のものを準チョコレートといいます。このほかにもミルクチョコレート、準ミルクチョコレートがあります。