駄菓子ノート
駄菓子屋のおばあさん

近所の駄菓子屋さんで買う!

今の子供は外で遊ばなくなったとか、塾で忙しいなんていわれています。けれど、そんな子供たちにだって駄菓子屋さんがあったらどんなに良いでしょう!友達と遊ぶ時間が少なかったり、公園が少ないからこそ、駄菓子屋さんが必要だったりするんですよね。近所の駄菓子屋さんに行く魅力について、お話ししたいと思います。

駄菓子屋さんってどんなところ?

明石市立文化博物館

駄菓子屋さんには、駄菓子やおもちゃがところせましと並んでいます。スーパーやコンビニとちがって、子供のおこづかいで買えるものばかりが集まっています。昔はそば屋さんや雑貨屋さんなどのお店のついでに営まれていることが多く、それらのお店の隣に駄菓子屋さんをかまえていることもありました。その地域によって、お店でたこ焼きやおでん、お好み焼きを食べることができる駄菓子屋さんもめずらしくなかったようです。

また、個人のお店が多いので、お店の奥は、住居部分になっていることも珍しくありませんでした。昔は自動販売機やコンビニというのはなかったので、大人も利用していました。とはいっても駄菓子屋さんにとっては、子供を相手にしているため、子供が外を出歩く時間が商売の時間でした。学校の近くにこうしたお店があると、つい学校帰りに買ってしまったり、お昼休みにパンを買いに行ったりしたものです。世話好きなお店の人とおしゃべりをするのも楽しみだったんですよ。

駄菓子屋さんのよいところって?

・店員さんがいつも同じなので、大人は子供に安心して買い物させることができる
・違う学校の子とも仲良くなれる
・子供にとって集まれる場所、公園がなくても大丈夫
・買ってその場で食べることができる
・大人が忙しいときに、子供に時間をつぶしてもらえる

駄菓子屋さんを探す

駄菓子屋さんといっても、おじいさんおばあさんがいるような「昔ながらの駄菓子屋さん」、スーパーやコンビニ、ビルの中に入っている「テナント系」、店員さんが若く新しめの「ファンシー系」、問屋が多く、ダンボールが山積みになっている「倉庫系」、これといった特ちょうがない「ノンジャンル」に分けられます。

ノンジャンルというと、つまらないイメージがあるかもしれませんが、こぢんまりとした中に家族のような温かさがあったりして、良いお店もたくさんあります。スーパーやビルの中では、なかなかゆっくりできなかったりしますからね。観光地でおみやげを売っている駄菓子屋さんもあります。学校が近くにあったり、学生さんが学校帰りに遊ぶような場所で、駄菓子屋さんを見つけやすいです。

駄菓子屋さんで駄菓子を買ってみよう!

駄菓子屋さんでは、ほこりをかぶらないようにビンに入れたり袋に入って置かれています。お店についたら、カゴが用意されていることがあるので、カゴに好きな商品を入れていきます。そして、お店の人に差し出すと、レジで計算してくれることもありますし、お店の人が手で計算してくれることもあります。

昔ながらの駄菓子屋さんでは、お店の人が作った紙袋に商品を入れてくれるのですが、そういうお店はとても少なくなっています。でも、そんな手間ひまかけているところが、駄菓子屋の魅力だったりするんです。

駄菓子屋さんに通う

駄菓子屋さんをさがして歩いていると、いろんなお店があるのがわかります。広いお店、小さいお店、明るいお店、どのお店もちがいます。いいな、と思う駄菓子屋さんを見つけたら、何度か通ってみましょう。お店の人や、ちがう学校の子とも仲良くなれるかもしれません。遊べる場所がなくて困っている、という人はぜひ駄菓子屋さんに行ってみてくださいね!

駄菓子屋さんの現実

昔からある駄菓子屋さんがお店を閉じる一方で、新しくオープンする駄菓子屋さんもあります。けれど駄菓子屋さんというのは、あまり儲からない商売なんですね。けれど駄菓子屋さんというのは、今の子供たちにも交流の場として必要な場所です。

ですから、趣味で始めようとか、儲けを気にしない人だけが続けられる商売だと思います。実際にボランティアで駄菓子屋さんを開いている人たちもいるので、これからの時代にあった駄菓子屋さんができるのは、とても楽しみですね!