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にんじんの栄養

「にんじん」の栄養

「にんじん」は小さい頃から体に良いから食べなさいと言われ続けてきました。みなさんも小学校の家庭科の授業などで「にんじん」の栄養成分について習ったことがありますよね。ここで、もう一度「にんじん」の栄養のことをおさらいしてみませんか?何かと健康ブームの今、「にんじん」を丈夫な体作りに役立てましょう。

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「にんじん」の栄養成分と効果

にんじんの栄養成分と効果

「にんじん」のおもな栄養成分としてはカロチン、ビタミンA、カリウム、食物繊維などが挙げられます。これらの栄養素を効果・効能と併せて見ていきましょう。このほかカルシウムや鉄分、リンなども豊富に含まれています。

カロチン

「にんじん」の栄養素といえばカロチンですよね。英語名のキャロットはカロチンに由来していることをご存知でしょうか?「にんじん」にはβ(ベータ)カロチンが特に多く含まれています。このβ(ベータ)カロチンは肺ガンやすい臓ガンなど抑制する効果かあることが分かっています。また、抗酸化作用を発揮して動脈硬化や心筋梗塞の原因となる活性酸素の働きを防いでくれます。そのほか、カロチンは皮にたくさん含まれているので、できれば皮ごと調理したものを食べたいですね。A(アルファ)カロチンも多く、β(ベータ)カロチンと同様、抗ガン作用が期待できます。

ビタミンA

ビタミンAは肌の潤いと深い関わりがあります。皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあるため、肌荒れ防止効果も期待できるんですよ。特に季節の変わり目など肌のカサつきが気になる時期には積極的に取りたい栄養素の一つですね。さらにビタミンAは目の角膜を元通りにすると言われていて、眼精疲労やドライアイにも効果的です。長時間パソコンを使う人におすすめですよ。

カリウム

3人に1人は高血圧と言われている現在の日本。カリウムは体の外にナトリウムを出す働きがあり、これによって血圧を下げる酵素が増えます。このため、カリウムを取ると減塩効果も高まって高血圧の予防・改善に役立つというわけです。ですが、腎臓が悪い人はカリウムの摂取を控えたほうがいいでしょう。腎臓が弱ると血中のカリウムが増える場合があります。そうなると不整脈を起こす可能性があります。食材を水にさらしたり、ゆでることでカリウムの量を減らすことができます。

食物繊維

「にんじん」にはペクチンという食物繊維が多く含まれています。というわけで、整腸を促し、便秘解消に効果的です。また、大腸ガンの予防にもつながるんですよ。だから「にんじん」がダイエットに適する食材としてよく使われるんですね。

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「にんじん」の葉も捨てずに使おう!

にんじんの葉も捨てずに使おう!

みなさん、買ってきた「にんじん」の葉って、どうしていますか?使わないと思って捨てている人もいるのではないでしょうか?「にんじん」はおもに根の部分を食べますが、葉にも栄養があるんですよ!しかも驚くことに根の栄養価と比べてみると、ビタミンAは2倍以上、たんぱく質は3倍、カルシウムは5倍、脂質、含水炭素、鉄分、どれも葉のほうが豊富に含んでいることが分かりますね。刻んで醤油で煮たり、炒め物や揚げ物にも向いています。軟らかい若葉はサッと湯がいておひたしやゴマ和えにするのもおすすめです。一般のスーパーなどではなかなか葉付きの人参は見かけませんが、有機野菜を取り扱っているお店などで買った際には葉っぱごと使うようにしましょう。

「にんじん」はこんな症状にも効く!

昔から「にんじん」は民間療法にも用いられています。軽い症状なら「にんじん」の効能で治しちゃいましょう!ですが、どの症状の改善も個人差があることを忘れないで下さいね。


咳(せき)・気管支炎に

どうしても咳が止まらないときは生の人参をすりおろして食べるか、もしくは絞り汁をおちょこに1~2杯飲んでみましょう。

しもやけに

すりおろした汁を患部にすりこんでマッサージすると、かゆみがとれますよ。私も以前これで、しもやけの症状が和らぎました。

おねしょに

子供のおねしょで困っているお母さん!皮をキツネ色になるまで焼いて1本で3回分を目安に食べさせてみましょう。

下痢に

繊維が豊富なので、かえって逆効果だと思われがちですが、腸内環境を正常に整えるという意味では効果があります。「にんじん」をすりおろすか、または軟らかく煮て食べるといいですよ。


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