基本的な畳の掃除
掃除機を使用する場合は畳の目に沿って、畳表に傷がつかないようにゆっくりと力を入れずにかけてください。掃除機に畳を掃除するモードがついている場合はそちらに切り替えます。ほうきを使って掃除する人は少ないと思いますが、その場合は使い終わったお茶の葉をかたくしぼったものを使いましょう。畳の上にばら撒いてほうきではいていきます。その後、乾いた雑巾で乾拭きしましょう。雑巾で拭く場合はきっちり絞って畳の目に沿って拭いていきます。余談ですが、掃除機ロボットを使って掃除する場合は6畳で約10分かかりますが、畳の目に沿って行うわけではありませんので、畳が傷む場合があります。
洗剤を使用する場合
畳が日焼けしてしまったときはお酢を使ってみましょう。先に掃除機をかけておきます。バケツにお酢を5倍に薄めたお湯を使います。雑巾をかたく絞って畳の目に沿って拭き、その後乾拭きします。この場合も乾燥している時かエアコンや扇風機を使って早めに乾かします。
お酢を使用する場合
大きさ: 6尺1寸×3尺5分(185cm×92.5cm)
主な地域: 岡山、広島、山口などの山陰地方
こびりつき汚れの場合
畳に汚れがこびりついている場合、塩をまいて歯ブラシなどで畳の目に沿って汚れを掻き出していきます。粉状になって出てきた汚れを掃除機で吸い取り、これを何回か繰り返します。これで落ちない汚れは、弱アルカリ性の洗剤を歯ブラシに直接つけて汚れを描き出しましょう。その後、かたく絞った雑巾でしっかりと洗剤分を拭き取り、最後に乾拭きします
畳干し
現在ではあまり見られない光景ですが、畳から余計な湿気をとるために半年に1度は畳干しをしましょう。春と秋に畳の裏を太陽の光にあててホコリを叩き出します。地面に直接置かずにブロックなどの上に置きましょう。畳を干すことができない環境であれば、畳を持ち上げて支えをして風を通してあげるだけでも大分違います。
畳にカビが生えたら
畳にカビが発生したら中性洗剤を薄めて、かたくしぼった雑巾で拭き取ります。その後、消毒用アルコールを布にとって軽く拭き、乾かした後掃除機をかけます。
ダニが発生したら
ダニの発生する一番の条件は湿気です。畳の上に絨毯などを敷かない、換気をよくするなどして対処します。ダニが発生してしまった場合はこれらのことを改善して、燻煙剤などでダニ退治をしましょう。燻煙剤はダニの卵には効きませんので、卵が孵るであろう2週間後くらいに再度燻煙剤を使用するとかなりの効果があります。ダニ退治をしたら、畳の下に防虫シートを敷くなどをして対策しましょう。
畳にシミができた
新しい畳に限っての方法です。水などをこぼした場合、すぐに乾いたタオルなどで水分を取り除きます。乾いた後にシミができてしまったら、シミの部分をチョークでこすり、更に乾いた雑巾で乾拭きします。これでかなりシミを目立たなくすることができます。
その他の対処法
畳の掃除の方法は基本的に最後にはしっかり乾拭きをするということですね。ではそれ以外での畳のトラブルの対処法を紹介します。
家具の跡
畳の上に家具を置いていて、どけてみたらしっかりと畳に家具の跡がついてしまった! そんなときは跡がついた場所に熱めのお湯で絞ったタオルをあてて、その上からアイロンをかけましょう。アイロンをあてたらドライヤーや扇風機を使って早めに乾かします。
焦げ跡
ティッシュペーパーなどにオキシドールを含ませて軽く叩きましょう。焦げ跡が漂白されて目立たなくなるでしょう。表面の焦げ跡をサンドペーパーなどで軽くこすってから漂白してみてもいいでしょう。これでダメな場合は畳表を張り替えるしか方法はありません。
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