ミニ畳
小物を飾ったり、花瓶などを飾るのにリビングや和室によく似合うミニ畳を作ってみませんか? 作り慣れるとはまってしまいます。プレゼントなどにも最適です。
使うもの
- 畳表、畳縁(畳店で端切れを分けてもらいましょう)
- 畳ボード(15mmくらいの厚みのもの)
- 釘(10mmと50mmを多めに)
- 布テープ
- カッター(小さいのではなく大きめのもの)
- 千枚通し
- 厚めの定規
- 金槌
- 大きめのはさみ
作り方
- 用意した畳ボードを使う大きさに切っていきます。一気に切ろうとはせずに、何回も歯を通して切っていきます。
- 畳表を切り出した畳ボードよりも大きめに切り、畳表をボードに釘で仮止めします。
- 畳表がピンと張るように反対側も仮止めします。
- 裏返しにして3センチ間隔くらいで10mmの釘で留めていきます。
- 仮止めしていた釘を抜いて台の基礎は完成です。
- 畳縁を裏に向けて台の表に置き、2センチ間隔で10mmの釘でとめていきます。
- 千枚通しで折れ線をつけていきます。この時、力を入れすぎると縁が切れてしまいますので注意しましょう。
- つけた折れ線から縁を折り返し、ボードを包むように折り曲げます。
- 縁がピンと張るように仮止めをし、10mmの釘で留めていきます。
- 端の縁を千枚通しを使って折り返していきます。ここを上手に処理できなければ見た目がきれいになりません。
- 反対側も同じように処理します。
- 最後に打った釘が抜けてこないように布テープを貼って出来上がりです。
畳のコースター
簡単に作れてお洒落なコースターを作ってみませんか? お茶の茶托代わりになるのはもちろんのこと、グラスなどにもとても似合います。
使うもの
- 畳表(畳店で端切れをもらってきましょう)
- 千代紙(できれば和紙なら尚良し)
- 油性ニス(スプレーが使いやすいでしょう)
- 木工用ボンド
- カッターかはさみ
- 定規
作り方
- 畳表を9センチ角に切ってほつれ止めをしておきます。(ほつれ止め後照)
- 千代紙を11センチ角に切ります。
- 千代紙の裏に畳表を置いて枠をなぞり切り抜く下地を描き、切り抜きます。
- 折れ線の内側に木工用ボンドを塗り、線に合わせて畳表を貼り付けます。
- 表面を向けて隙間なくくっつくように押さえ、乾かします。
- 乾いたら裏返し、角を折り返します。
- 木工用ボンドで周りの4辺を折り返し、この時、角がきれいに見えるように三角になるように合わせます。
- 仕上げにニスを塗って完成です。ニスを塗ることにより水に強くなります。
畳のウンチク話
畳は地方によっては大きさが違ったり、長方形だけではなく正方形のものがある、縁のある畳とない畳があるなどは、きっとどこのサイトに行っても書いてあることでしょう。それではその他に「へえ〜」と思うことはあるのでしょうか。
畳同士の隙間
畳を部屋に敷き詰める場合、どのくらいの隙間が必要なのでしょうか。仮に6畳の部屋に3mmの隙間を作るために、3mmの板を挟んでみるとします。さて。これでしっかり畳6枚は6畳の部屋に収まるのでしょうか。答えはNOです。たった3mmの隙間でも畳は収まらなくなってしまいます。畳がきっちり部屋に収まる大きさは、部屋全体の幅のプラマイ0.5mm以下にならなければいけません。それだけ畳は精巧に作られているのです。
畳の断面
畳の断面は角が直角だと思っていませんか? 角が直角の畳を部屋に敷いてみましょう。入るでしょうか。実は角があたって入らないのです。畳の断面をよく見ると、逆台形の形をしています。下の面の方が小さくなっているのですんなり敷くことができるのです。
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