もともと健康食品として注目されることが多かった生姜ですが、最近は特にしょうがの成分が入った入浴剤や飲み物が美容やダイエットなどにも効果があるとして、人気が高くなっています。美肌にも生姜が良い、ということを美容家の方が話しているのを聞いたこともあります。私は、生姜が大好きで昔からたっぷり使いことが多かったのですが、美容やダイエットにも効果があるといわれると、効果的な使い方やレシピなども気になります。
生姜の美容効果
爽やかで、ちょっと刺激のある生姜の香りや味は、普段何気なく私たちが食事の中に取り入れているものですよね。漢方にも使われていることから、生姜に含まれる成分には何かしら美容効果や健康に役立つ効果が期待できそうなイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
食べる生姜の美容効果
生姜には発汗作用や身体を温める効果があるため、ダイエットにも有効な効果が期待できる食材として人気があります。食事制限をするとビタミン不足や栄養不足で、肌荒れや新陳代謝が低下してしまいがちです。綺麗になるためのダイエットのつもりが失敗してしまった…という経験をしたことのある人も多いのではないでしょうか。
唐辛子を食事に使うカプサイシンダイエットなどもありますが、唐辛子は胃や腸に刺激が強いので内臓を荒らしてしまうこともあります。生姜は新陳代謝や血行をよくしてくれますが、唐辛子のような強い刺激はなく消化吸収を良くする効果があります。発汗効果や老廃物の排出を助ける働きもあり、生姜をダイエット中の食事に取り入れることでダイエットの効果を高めることができるといえます。
また、一年中色々なところで使われることの多い食材で、夏バテや体調不良で食欲がない時にでも、食欲不振を生姜の香りや風味が解消してくれるので食事がしっかりとることができないときなどの肌荒れ対策に効果があります。
外から使う生姜の美容効果
生姜に含まれる成分のうちたんぱく質を分解してくれる酵素が含まれています。また、外からも血行を促進してくれる働きがあります。そのため、入浴時に生姜を入浴剤として利用すると、発汗効果が高まり汗と一緒に老廃物を排出することができます。また、汗をかくと毛穴が開いて毛穴の中の汚れも取れやすい状態になります。新陳代謝も上がりしょうがのたんぱく質を分解する成分も加わりますので、肌サイクルの活性化を促すことにもなります。
しょうがを利用した入浴方法を続けることによって、冷え症の改善やむくみの解消にも効果があるとも考えられます。発汗すると水分が多くでていきますので、入浴前に水分補給をしっかりしておくことがお勧めです。しかし、しょうがの刺激が肌に合わない場合や皮膚の結わい人の場合は生姜を少なめに入れるなどの注意が必要です。
簡単! 手作り美容入浴剤レシピ
しょうがを使った入浴剤には美容や健康に役立つ効果がたっぷり詰まっています。生姜の発汗と新陳代謝を高める効果に重曹やハーブオイルを混ぜてオリジナルの入浴剤をつくってみませんか? 使いたいときに簡単に作ることができますし、混ぜるハーブの香りをそのときの気分に合わせて変えることでリラックス効果も期待できますよ。
【材料】
- しょうが 200g
- 重曹 大さじ2
- ユーカリオイル 1~2滴
【作り方】
- 生姜は生のものを使います。皮ごとすりおろします。皮ごと摩り下ろすことで、生姜の皮のすぐ下にある生姜に含まれる成分がふんだんに含まれている油を利用することができます。
- 重曹とすりおろした生姜の汁ごとガーゼに入れ、湯船に入れます。10分ほどしてから入浴するのを目安にしてください。
- ユーカリオイルを1~2滴たらし、香りを楽しんでください。
ポイント
ユーカリオイルは、殺菌作用や呼吸が楽になるこうかがありますので風邪気味のときなどにはおすすめのオイルです。肩こりがある場合には、肩にガーゼを軽く当てると肩こりを和らげる効果もあります。肌に合わない場合には直接肌には当てないで、入浴前に生姜を取り出してから入浴するのがおすすめです。
生姜ゼリーで簡単美容食レシピ
食生活が乱れがちな人の場合、食生活を改善したいと思ってもなかなか実行できないことって多いですよね。食生活の改善には生姜を利用するのがぴったりなのですが、外食が多いとなかなかしょうがを食生活に取り入れるのも難しいと思います。外食での食事にも調理にも、デザートや飲み物でも手軽に生姜を取り入れる便利なしょうがのレシピを紹介します。
【材料】
- しょうが 100g
- ゼラチン 5g
- 水 250cc
【作り方】
- 鍋に水を入れ70~80度に温めます。
- 生姜を皮ごと摩り下ろします。
- ボールに温めたお湯とゼラチンを入れ、よく溶かします。
- ボールにすりおろしたしょうがを加えよくかき混ぜます。
- バットや製氷機に入れ、冷蔵庫で冷やして固めます。
- バットで作った場合には、固まってから適当な大きさに切って使います。
- 使うときに必要な分だけ加えます。外食の場合には、小さな容器に入れて保冷剤と一緒に持っていきます。癖のないゼラチンで固めてありますので、どんな料理にも飲みのものも使うことができる便利なしょうがゼリーです。
ポイント
だし汁で生姜を固めたり、レモン汁を加えたゼリーなど、色々アレンジすると使い方の幅も広がり楽しんでしょうがを毎日手軽に利用することができますよ。