種類はどれくらいあるのでしょう?普段食べていても、よほど好きな人でなければ、種類を気にすることはあまりないかもしれませんね。細かく分けると150種類以上あります。
この種類は、もともとアメリカ北東部に自生していたブルーベリーです。はじめはアメリカの試験場に植えられ、その後、品種改良が行われたんですよ。樹高は1~2mほどで、果実の直径が1~1.7cmあって大きく、ぷっくりとしています。寒さにも強いため、日本でも北海道、東北、関東、北陸などで栽培されています。おもな品種としては、コリンズ、ブルークロップ、バークレイなどが挙げられます。ハイブッシュ系の中でもさらに「南部ハイブッシュ・ブルーベリー」や「半樹高ハイブッシュ・ブルーベリー」といった種類があります。
フロリダ州に自生する常緑性のダローアイと交配して作られたハイブッシュ・ブルーベリーです。暖かい地域でも栽培できるように品種改良されているため、沖縄でも栽培することができるといわれています。
ミシガン州やミネソタ州の農業試験場でハイブッシュ・ブルーベリーとローブッシュ・ブルーベリーをかけ合わせて生まれた品種です。果実はハイブッシュ・ブルーベリーより小さいですが、厳しい寒さに強いのが特徴といえます。
これも栽培種の一つで、アメリカ東南部を原産としています。1925年ごろから本格的に研究され始めました。その名のとおり、熟す前の果実がウサギの目のように赤みがかったピンクになるんですよ。果実は良質ですが、ハイブッシュ系より少し小さめになります。寒さに弱いため、日本では関東南部から中部、中国、四国、九州などで栽培されています。おもな品種は、ウッダート、ティフブルー、ブライトウェルなどがありますね。
アメリカ北部やカナダ、北欧などの寒い地域に自生しています。別名をワイルドブルーベリーというんですよ。いくつかの品種が日本にも出回っていますが、ほとんど栽培はされていないので、私たち日本人には馴染みはうすいかもしれませんね。けれど、加工品はよく目にしているのではないでしょうか。というのも、果実が小粒なため、生で食べるよりも、そのほとんどはジャムやソース、ドライフルーツなどに加工されるからなんです!そのほか、サプリメントの原料としても使われています。おもな品種にチグネクトが挙げられます。ちなみに【こんな植物!】のページで紹介したビルベリーもこの種類になります。
ここまで大きく3種類に分けられたブルーベリーをそれぞれ紹介してきましたが、さらに細かい品種では、どんなものが人気なのでしょう?ここで、特に多くの人に好まれている5種類のブルーベリーを紹介します!買うときの参考にしてくださいね♪
南部ハイブッシュ系で、寒冷地から温暖な地域まで全国で栽培できるといわれています。開花時期は4月中旬、収穫時期は6月下旬~7月下旬となっています。樹高も1メートルくらいなので、観賞用にも向いていますよ。
南部ハイブッシュ系で、開花時期は4月頃、収穫時期は6月頃となっています。比較的雨にも強く、実が裂けてしまうことも少ないでしょう。果肉がやわらかくて、とてもおいしいですよ♪甘みと酸味のバランスがちょうどいい感じです!
南部ハイブッシュ系で、開花時期は4月中旬、収穫時期は6月下旬~7月下旬となっています。生長がはやく、豊産性の品種です。良い香りのするブルーベリーなんですよ。
ラビットアイ系で、開花時期は4月中旬~下旬、収穫時期は7月下旬~8月下旬となっています。直立性かつ豊産性という特徴があります。果肉がしまっていて、貯蔵性にもすぐれています。
ラビットアイ系で、果実の大きさはこの系統のなかで最大級といえるでしょう。開花時期は4月~5月頃、収穫時期は7月下旬~8月上旬となっています。この品種は一本では結実しないのでラビット系の他の品種と一緒に植えましょう。