静電気なんでも調査隊
静電気は、誰もが知っている言葉ではありませんか? 痛くてイヤな静電気。そう思ってしまうかもしれませんが、本当はとても私たちの生活の中で役に立つ存在です。静電気のことを良く知って、対策法などを学んでみましょう。
静電気のはじめて
静電気がいつどのように発見されて、誰が対策法をみつけることができたのでしょう? あまり良く思われていない静電気でも、たくさん知っていくうちに少しは自分の生活の中で役にたっていることがわかっていきますよ。電気も無かった昔は、自然に発生している静電気は魔法のような存在で、物を吸い付ける不思議な力と思われていました。研究して電気を作ることができるようになった人々は、もっと便利に使おうと電気をためる方法を考えたのです。そこで発明されたのが、電気をためておくことができるライデンびんです。今でも電気のしくみを知るために学校や研究所でいろいろな実験が行われています。ライデンびんがきっかけとなり、電気を常にためて自由に使うことのできる電池が発明されました。大切な電気の1つなのですから、静電気のことをあまり嫌がらないでくださいね。
静電気が起こる条件は?
静電気はとても不思議なもので、物によってしくみが変化しています。電気はものの中やまわりにたまることができます。これを帯電(たいでん)と呼んでいて、材質によって帯電する量が変わってきます。物にたまる電気はプラスとマイナスの2つで作られていて、静電気はそのバランスがくずれてはっせいします。人間が感じることのできるバチッと音がなるほどの静電気も、プラスとマイナスが関係しています。どのような状態で人や物に静電気が発生しているのでしょうか? 静電気は秋や冬の空気が乾燥している時期に良く起こります。電気は水分のある空気(湿気のある空気)では、逃げることができるのでバチッとなるほどたまりません。あとは、材質の組み合わせで静電気の発生する確率が変わってきます。プラスに帯電する性質、マイナスに帯電する性質が分けられているので、これを知っておくと、服を着るときに静電気を起こさないような組み合わせを考えることができます。
静電気をやっつける
静電気が起こりやすい体質の人はいませんか? 同じように生活をしていても、いつもあの人とだけは静電気が起きてしまう、と相性の良くない人もいます。静電気が起きてしまうとき、人間の体のなかにはプラスの電気(イオン)がたくさんたまっているときなのです。本当なら、プラスとマイナスのバランスが整っているので静電気を感じることが少ないのですが、何らかの理由でプラスイオンが多くなっています。イオンのバランスがくずれると、体調がわるくなったり肌が荒れたりと良くないことがたくさんあります。静電気のおきやすい体質は、食べ物や服などで改善されることが多いです。静電気対策をすることができる除去グッズを使って、嫌な思いをしないようにしてみてください。普段の生活の中のちょっとした工夫で静電気を防止することができます。
大人になると静電気を感じやすい…?
子供が静電気を感じることは、大人よりも少ないのです。それは、子供が健康な身体を持っているからです。大人になるにつれて、体内の水分は少なくなり電気を外に出すことが難しくなります。食生活が乱れていると、身体の中の流れが悪くなってしまいます。それに、電化製品のあふれている家ではプラスイオンがたくさん放出されているので身体に良くありません。大人の人は子供のように水分たっぷりなお肌を目指して、生活を見直してみましょう!健康な身体を作ることで、イオンのバランスが保たれ静電気が起こることも少なくなります。
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