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空飛ぶ電気クラゲ実験!

クラゲは、海の中でプカプカとしているイメージですよね。そのクラゲのような動きが静電気を使った実験でできます。足のたくさん生えているクラゲが空を飛んでいるように見えるこの実験は、簡単に作ることができて小さな子供でも安心して遊ぶことができます。

空飛ぶ電気クラゲの材料

・スズランテープ

・細長い風船

・プラスチックのファイルや下じき

作り方と遊び方

スズランテープを20cmの長さに切ります。このテープは1枚のように見えて、うすいテープが2枚に重なっています。クラゲは軽ければ軽いほど浮きやすいのです。

うすくした1枚のスズランテープのまん中をむすびましょう。

片方のテープを30本くらいに細く、さいていきます。クシを使うよりも手のほうが上手くできて、からみづらいです。反対側も30本作ってください。

クラゲができましたか? 下じきやファイルの上にクラゲを置いてください。

風船をふくらましましょう。細長い風船は口でふくらますのが難しいのでポンプ(空気入れ)を使ってくださいね。

風船を、ティッシュや服でこすって静電気をためましょう。

クラゲをティッシュで少しこすって一気に下じきからはなして上へ放り投げましょう。

クラゲが落ちてしまう前に風船を近づけてください。フワフワとクラゲが浮きあがります。

成功するコツは!?

空飛ぶ電気クラゲの実験で、クラゲが空を飛んでくれない失敗した例と原因をあげてみますね。このことに注意してクラゲを作るときっと実験は成功するはずです!

クラゲを軽くする

スズランテープが2枚になっていることを忘れていませんか? クラゲはちょっと重たくなってしまっているだけでも、浮かぶことができなくなってしまいます。1枚に上手くはがしてから作りましょう。もし、上手にはがれないときは、スズランテープの幅を半分にしてから中央をむすんでクラゲを作ってくださいね。重さが半分になることは同じなので、成功できますよ。

上手にスズランテープをさく

テープのはばが5cmくらいあります。それを30本以上に細くしていくのです。そこでポイントは、むすび目までしっかりとさくことです。まん中だけが細くなっていないと重たくなってしまってクラゲはフワフワ飛んでくれません。

クラゲの足をちょうど良い細さにする

スズランテープは、運動会や学芸会のポンポンを作る時に良く使いますよね。ポンポンは、たくさんテープを使って細くさけばさくほど、フワフワにできあがります。でも、電気クラゲは、細くさくと足がからみあってしまいます。片方を30本ほどの足にして、全部で60本をめざしましょう。

クラゲを一気に上になげる

クラゲにも風船にも電気をためておかないと浮かび上がることが難しくなります。クラゲに電気がたまりやすいように、下じきからはがして上になげましょう。

細長い風船をいっぱいにふくらませる

細長い風船を使う。これがポイントなのです。ふつうの風船は丸くなって、帯電させようとこすっても静電気が色々な方向へと飛んでしまいます。細長い風船を使うと静電気が同じ方向に飛びやすいのでクラゲがふわふわと浮くようになります。それから、風船は空気をたくさんいれて、パンパンになるようにしておきましょう。風船のゴムがのびきっていないと電気が表面にたまらないので、クラゲが風船と反発しあいません。

乾燥している部屋で遊ぶ

静電気は、乾燥している場所で起こりやすいのです。なので、湿気のある夏に空飛ぶ電気クラゲの実験をすると失敗が多くなってしまうかもしれません。部屋の中を除湿して、乾燥した状態をつくりましょう。

遊ぶときの注意!!

静電気を使って遊ぶときには、万が一のことも考えておかなければいけません。ストーブのような火のあるところで遊ばない。クラゲはふわふわとしているので、追っかけて行くと足元を見ることを忘れてしまいます。危ないものを下においておかないようにしましょう。クラゲが飛んでいってしまってストーブのそばに行ってしまうと火がついてしまうかもしれません。バチッとなるような大きくて強い静電気が起きてしまうと火花が出てきます。注意してくださいね。

空飛ぶ電気クラゲ
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