琥珀にロマンを求めて
琥珀にまつわること

琥珀を見ることができる場所

商品として販売されている以外の琥珀を見てみたい…!そんな人には、博物館をおすすめします。日本で有名なのは、岩手県にある久慈琥珀博物館ですね。そのほか、海外にも琥珀を展示している博物館がいくつかあります。

久慈琥珀博物館

岩手県久慈市にある国内唯一の琥珀専門博物館では、琥珀で作られた芸術品や昆虫入り琥珀などを見ることができます。久慈琥珀博物館は、本館と新館に分かれていて、本館はおもに琥珀の歴史についての展示物を見ることができたり、琥珀のアクセサリーの販売なども行っています。

一方、新館では、琥珀がまだ琥珀としてできる前の太古の森を再現したコーナーや琥珀を使った実験コーナーなどがあります。さらに、白亜紀の地層からアイスピックなどを使った琥珀の採掘体験やアクセサリー作りなども体験することができるんですよ。このように本館と新館では少し違ったつくりになっています。

とくに新館は、体験型施設として、子供たちにも人気です。また、久慈琥珀博物館にはワークスタジオもあり、そこではスタッフは琥珀の選別や切断、研磨作業などをしています。平日なら、琥珀製品ができるまでの一連の作業を見学できます。日本に一つしかない琥珀博物館ということで、全国各地からたくさんの観光客が訪れます。

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カリーニングラード琥珀博物館

カリーニングラードロシアの飛び地となっているカリーニングラードは、琥珀の産地として知られています。そんな街にある古い城壁を一部使って建てられた「カリーニングラード琥珀博物館」は、1979年にオープンしました。

博物館の総面積は1000平方メートル以上で、28の展示室があります。そこには、琥珀を含めたバルト海で採れた宝石がたくさん収集されています。

重さ4.28kgの自然鉱物や2000点以上もの琥珀の芸術作品など、とても興味深いものばかりが展示されています。16世紀から18世紀にかけて作られた琥珀製の装飾品やお皿、チェスセット、時計ケースなどの美しい調度品の数々も見どころの一つですよ。

また、注目すべきは、「エカテリーナ宮殿」にある琥珀の間の復元された一部があることですね。これは、多くの入館者の目を引いています。ちなみに、「エカテリーナ宮殿」については、あとの項目で紹介しています。

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ポーランドの琥珀博物館

ポーランドポーランドもまた、琥珀の産地として有名です。この国最大の港町グダニスクに2006年6月に琥珀博物館がオープンしました。

琥珀を扱った博物館は、ポーランド初となります!琥珀が特産と言われているポーランドに、どうして今までこのような博物館がなかったのか、不思議なくらいですよね…。

ポーランドの琥珀博物館には、世界各国の作家による琥珀アートが飾られています。なかでも、重さが2.5kgもある世界最大の琥珀のかたまりで作られた女性像は圧巻ですよ!

そのほか、昆虫入りの琥珀や琥珀の芸術品などが色々と展示されています。まだ新しい琥珀博物館、ポーランドを訪れる機会があれば、ぜひ行ってみたいものですね♪

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エカテリーナ宮殿

エカテリーナ宮殿「エカテリーナ宮殿」は、ロシアのサンクトペテルブルクから南へ約30kmのプーシキン市にあります。この「エカテリーナ宮殿」は女帝エカテリーナ2世の夏のあいだの住まいで、イタリアの建築家ラストレッリが建てました。

ファサード(建築物の正面の外観)の装飾は、なんと全長325m!その見事な外観に、まず目を奪われます!

「エカテリーナ宮殿」には、壁一面に琥珀の細工が施された“琥珀の間”があることでも有名ですよね。エカテリーナ2世は“琥珀の間”が大のお気に入りだったそうです。“琥珀の間”は1770年に完成しましたが、のちに宮殿をドイツに持ち去られてしまったのです。

長い月日が経った今も、その当時の宮殿内のものがどこにあるのか分からず、ロシアではそのありかを探している人たちがいるといいます。“琥珀の間”の修復作業は1979年から始まり、2003年にようやく終わって、一般公開されました。 

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