ほうれん草と魚介類
ここではほうれん草と魚介類の相性についてお話しますね。ほうれん草にはシュウ酸という成分が含まれています。シュウ酸はえぐみの素といわれていて、唾液中のカルシウムと結びつくと苦くなるんですね。けれど、ほかの食材のカルシウムと結びつくと苦くなくなるんです。ほうれん草とカルシウムが豊富な魚介類は相性が良いといえます。
ほうれん草と相性の良い食べ物1:牡蠣
牡蠣はパスタ・グラタン・シチュー・鍋物などいろいろな料理に使われています。牡蠣のエキスが染み込むと口の中に潮の香りが広がります。牡蠣は寒い冬の時期が旬なので、秋冬が旬のホウレン草と一緒に食べることがよくあります。コラーゲンたっぷりで「海のミルク」なんて呼ばれています。クリーミーで肌に効きそうですよね。
牡蠣にはカルシウムが豊富に含まれているので、ほうれん草と相性が良い食材といえます。ただし、牡蠣に含まれる亜鉛はほうれん草の葉酸と相性が悪いので、妊娠中の方や貧血気味の方は控えめにしてください。
ほうれん草と相性の良い食べ物2:鮭
ホウレン草の料理では、刺身用の鮭や焼いた鮭を使います。鮭には塩っ気があり、パスタ・グラタン・キッシュ・シチュー・チャーハンなどによく使われます。ほうれん草も鮭もお弁当のおかずに登場しますが、この2つを使うとすごく豪華な感じがします。お祝いのときには鮭とほうれん草のテリーヌが並んだりもしますね。
ほうれん草も鮭も秋冬の味覚ですから、相性が良いんです。鮭にはカロテノイド・DHA・EPA・カルシウムなどたくさんの栄養が含まれています。いくらとの相性も良いんですよ。
ほうれん草と相性の良い食べ物3:ツナ
ツナは和え物・卵とじ・オムレツ・サラダなどに使われます。ほうれん草の料理にツナが入ると、食べやすくなることがあります。まぐろやかつおを使っていて、オイルにはDHA
が含まれているので、調理をするときはオイルごと使うのが良いでしょう。
ツナを使った料理で「ちょっと物足りないな~」というときもほうれん草が合うので、「ほうれんそう」とツナのレシピはたくさんあります。ツナってマヨネーズとか醤油が合うので、和食にも洋食にも合うんですよね。子供が大好きなツナを使ったら、ほうれん草もぱくぱく食べちゃうかもしれませんね。
ほうれん草と相性の良い食べ物4:ちりめんじゃこ
そのまま食べてもおいしいちりめんじゃこ(シラス)は、カルシウムが豊富でほうれん草と良く合います。納豆和えやオムレツ・おひたし・トーストなど和食にも洋食にも合うんですね。
ほうれん草とちりめんじゃこの組み合わせはあっさりしたイメージがありますが、卵やチーズを使うとボリュームが出ます。炒るだけで香ばしくなるちりめんじゃこは、ぜひ加熱調理をしてみてください!
ほうれん草と相性の良い食べ物5:かつおぶし
かつおぶしは鍋物やおひたしなどによく使われています。かつおぶしにはカルシウムが含まれているため、ほうれん草の苦味を取り除く効果があります。茹ですぎて栄養がなくなってもおいしくありませんから、農家の人はサッと茹でて、かつおぶしをたっぷりかけて食べているんですね。
かつおぶしには旨み成分のイノシン酸と疲労回復や肌荒れに効果があるビタミンB群が豊富に含まれています。またたんぱく質は、生のかつおぶしよりも3倍も多く、筋肉・皮膚・内臓などの細胞を作ります。炒め物や和え物などにぜひかつおぶしを活用してください♪
ほうれん草と相性の良い食べ物6:たら
たらは鍋料理やホイル焼きなどいろいろな料理に使われています。たんぱくな中に塩っ気があって、ボリュームのある料理やだしが出るような料理に合いますね。たらも寒い冬が旬ですし、カルシウムや鉄分が豊富なので、ほうれん草と一緒によく食べます。
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