牛肉の栄養 |
牛肉を食べる機会が多い・・・となると、どんな栄養素が含まれているのか気になりますよね? ここでは牛肉に含まれる栄養素とともに、それらの効能について見ていきたいと思います。牛肉=太るというイメージがありますが、非常に効率のよい健康食品としても知られています。ただし、どんな食べ物でも「食べ過ぎ」は禁物です。 |
牛肉に含まれる「タンパク質」とは
牛肉や豚肉に含まれる「動物性タンパク質」には、体内で作ることのできない「必須アミノ酸」がバランスよく含まれています。この必須アミノ酸(8種類)のうちどれか1つが欠けてしまうと・・・重大な栄養障害を引き起こす可能性も。また、植物性タンパク質よりも体内への吸収率が高いとされています。そんな動物性タンパク質の効能とともに、不足することで生じる体への影響を見ていきましょう。
牛肉のタンパク質【美容】
3大栄養素の1つ「タンパク質」は血液や皮膚、内臓などからだを作るうえで欠かせない栄養素です。皮膚だけでなく、毛髪や爪など周期的に生まれ変わるものにとっても欠かせません。 また、肌にはりを与えることで知られるコラーゲンもタンパク質の一種です。
牛肉のタンパク質【健康】
美容のみならず、健康維持にも欠かすことのできない栄養素です。タンパク質が不足することで体力がなくなり、いざという時の踏ん張りがきかなくなります。病気に対する抵抗力(免疫体)が作られないため、病弱な体になる・・・という可能性も否めません。また、傷の回復が遅くなるといった症状もみられます。この事によってタンパク質には人間の体に必要な成分を含んでいることがわかります。
牛肉を食べて「貧血予防」
血液の成分(ヘモグロビン)を作るために欠かせない栄養素「鉄分」・・・ですが、私たちの体内で作ることは不可能です。よって、食事から鉄分を摂取しないと貧血になってしまう可能性も。そんな貧血予防に効果的なのが、牛肉や豚肉といった食肉に含まれる「ヘム鉄」です。野菜や海藻に含まれる鉄分(非ヘム鉄)に比べて吸収率が高く、その差は約10倍とも言われています。貧血に限らず、手足の冷えや枝毛などの予防にも効果的ですよ!
牛肉でキレイになれる?
牛肉にはビタミンB群が豊富に含まれています。中でも、「美容ビタミン」と呼ばれるビタミンB2は女性が喜ぶ効能ばかり。顔のTゾーンが脂っぽいにも関わらず、他の部分は乾燥している・・・という場合、ビタミンB2不足が考えられます。また、脂肪の燃焼に欠かせないビタミンB2が不足すると、脂肪太りを招く可能性だってあります。スキンケアやダイエットなど、美を追求する女性にとってビタミンB2は欠かせません。他にも「造血ビタミン」と呼ばれるビタミンB12には、顔色をよくしたり髪の毛を艶やかにする作用があります。ダイエット=サラダだけでなく、牛肉や豚肉といった食肉も忘れずに・・・。
牛肉とコレステロールの意外な関係?
3大成人病の大敵・・・というだけに、コレステロール=体に悪いというイメージを抱いていませんか? しかし、私たちの体にとっては必要不可欠な物質でもあります。脂肪の1種として知られるコレステロールはホルモンや胆汁酸(脂肪の消化液)、ビタミンDなどの原料にもなる大切な成分です。また、牛肉や豚肉といった食肉に含まれるコレステロールはさほど多くありません。とは言っても、食べすぎ・・・いわゆる過剰摂取は禁物。適度な量とバランスの良い食事を心がけましょう。
牛肉で脳トレ?
牛肉を食べると、身体も脳も若返る・・・という話しをご存知ですか? これは、牛肉に含まれる「アラキドン酸」という物質が一因しているそうです。アラキドン酸という物質には、私たちの身体や脳を活性化させる作用があります。それは一体なぜでしょう? 私たちの脳細胞は脂肪の膜で取り囲まれていて、なんとその約14%がアラキドン酸という成分だったのです。アラキドン酸の減少に伴って、元気がなくなる・・・ということも。このような状況を受け、老人ホームなどでは牛肉を使ったメニューが頻繁に登場するようになりました。元気な「身体」と「脳」のために、牛肉料理を積極的に取り入れましょう!
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