コインを収集したいなぁと思ったら、まずはじめに何をすればいいのでしょう?どこで購入(こうにゅう)するの?収集のしかたは?…など特に初めての人にはわからないことも多いと思います。
古銭のような昔から「お金」として使われていたコインや何かの行事(ぎょうじ)のときなどにつくられる「記念コイン」といったものは、おもにコイン屋さんや造幣局などで購入することができます。また、コインを売りたい場合はコイン屋さんまたは、オークションが便利でしょう。
全国には外国のコイン専門(せんもん)のお店や、日本の古銭を取りあつかっているお店などたくさんの「コイン店」があります。インターネット販売(はんばい)を行っている「コイン店」も多いですね。 【コインができるまで】でも紹介したように、造幣局ではさまざまなコインセットを売っています。カラーの「記念コイン」などが人気を集めています!お子さんにはキャラクターもののコインがおすすめですよ♪ とくに「記念コイン」などは記念切手とセットになって郵便局で販売されることもあります。セットで買って切手は自分で使ってもいいですし、切手収集をしている知り合いなどにゆずってもいいでしょう。 インターネット上にはたくさんのオークションサイトがあります。そこには古いものから新しいものまで数多くのコインが出品されています。写真付きでコインの状態がよくわかるようになっています。コレクターの中には、こういうオークションを利用している人も少なくありません。ここで、コインの仕上がりと状態について説明しましょう。これらはコレクターがコインを収集するときのチェックポイントになります。仕上がりの種類や状態の良(よ)し悪(あ)しが決まります。
プルーフは表面が鏡(かがみ)のようになっているコインのことをいいます。本当の鏡のようにのぞきこむと自分の顔がうつるくらいピカピカの仕上がりになっています。 未使用はふつうの仕上がりのコインのことをいいます。これは造幣局が発行して、まだ使われていない状態のコインです。つくるときや運ぶときに多少のキズができることもあります。 ピエフォープルーフはプルーフ仕上げで、しかも厚(あつ)くて重いコインのことをいいます。ふつうの「記念コイン」の2倍以上の厚さと重さがあります。 磨耗(まもう)、すりキズ、あたりキズなどがまったくない状態です。つくられたときのコイン表面の輝(かがや)きを保(たも)っています。 すりキズ、あたりキズが少しある状態です。ですが、輝きはそのままで磨耗もありません。 見た目は未使用の状態に近いといえるでしょう。輝きは残っていますが、ほんの少し磨耗していて小さなキズも見られます。 磨耗、すりキズ、あたりキズ、よごれ、変色などがある状態です。輝きが残っているものやキズで模様の一部がかけているものなどがあげられます。 磨耗がコイン全体に見られ、高い位置(いち)の模様がほとんど消えていることが多いです。キズやよごれも多く、変色もしています。そのほか、コイン保存用アイテムとしてはカプセルケースやビニールケース、木製のケースと「紙ホルダー」がセットになったものなどがあります。もし、はじめからケース入りのコインを購入した場合はケースから出したり、ケースをやぶってしまわないようにしましょう。