コイン博士になろう!

コインの役割

みなさんも知ってのとおり、このサイトでお話しているコインとは記念コインなどのことだけでなく、お金のことも指しています。コイン(お金)の役割(やくわり)って何なのでしょう?私たちが生活するために、とっても大切な役割をはたしてくれているんですよ。

コインの役割1・モノの価値をあらわす

ノート

ちょっと身のまわりを見渡してみてください。使っているノートやペン、着ている服、大好きなマンガ本、お気に入りのおかし…これらには、みんな値段(ねだん)がついていますよね。もし、この世界にお金がなければ、これらの品物(しなもの)に値段をつけることはできません。

たとえば私は今、300円のノートをもっています。この300円というのがノートの価値(かち)になります。お金はこの価値をあらわしているのです。このように、お金は一つ一つのモノの価値をはかる「ものさし」のような役割をはたします。そして、この「ものさし」をもとにして次に紹介する交換と支払いにつながっていくのです。

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コインの役割2・交換(こうかん)と支払(しはら)い

レストラン

コインの歴史】のページにもあるように、大昔は物々交換をしていたので、それぞれの品物の価値が同じでなければ、自分がほしいものを手に入れることはできませんでした。けれど、お金があればお金と品物を交換することでほしいものが手に入ります。そのモノの値段分のお金を支払えばいいのです。

なにかモノを買うときだけでなく、サービスを受けるときもお金で支払います。たとえば、レストランで食事をする、遊園地(ゆうえんち)であそぶ、習い事をする…。こんなときもお金が必要になります。

今は、昔とくらべると私たちの生活がゆたかになったぶんだけ、お金があっても足りなければできないこともふえていますね。そんなわけで、この交換と支払いが日常(にちじょう)の生活に一番密着(みっちゃく)しているお金の役割なのではないでしょうか。

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コインの役割3・ためておく

100円

100円は1年たっても5年たっても100円のままですよね。お金の価値がかわることはありません。なので、ずっとためておくと、その価値を保存することになります。このサイトを読んでくれている人の中には、将来(しょうらい)のためにせっせと貯金(ちょきん)をしている人もいるでしょう。

お金をためれば、好きなときに好きなものを買うことができます♪たくさんためれば値段の高いものも買うことだってできます!ものを買わずに、ためているときのお金のことを貯蔵(ちょぞう)貨幣といいます。お金は使うことも大事ですがためておくことも忘(わす)れてはいけません。どちらともバランスよくしたいものですね…。

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その他のコインの役割

トレビの泉

これまで紹介してきたような役割のほかにも、コインにはもっと別の役割もあるんですよ。 モノを買ったり、サービスを受けたりすること以外にも使えます。コイン・コレクターにとってお金はとても魅力的(みりょくてき)なものです。彼らは「記念コイン」などもふくめたお金(コイン)集めを趣味(しゅみ)としていますからね。

ほかにも、たとえば世界的にも有名なイタリア・ローマにあるトレビの泉。ここには毎日何千人もの観光客(かんこうきゃく)が、この泉にコインを投げ入れます。というのも、うしろ向きで泉にコインを投げ入れるとまたローマに来ることができるという古くからの言い伝えがあるんですよ♪

ちなみに、投げ込まれたコインはチャリティー団体に寄付(きふ)されているんですって。こんなふうに多くの人たちが投げ込んだたくさんのコインを、だれかのために役立てるのはいいことですね。これからも有効(ゆうこう)に使われていけばいいなと思います。

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