箱館奉行所

2006年に復元工事が始まった箱館奉行所が、2010年ついに公開されました。外も中も本当に江戸時代に行ってしまったかのような雰囲気で、歴史が好きな人は必見です。今回復元されたのは建物全体の1/3ほどで、復元された内部は再現ゾーン、歴史発見ゾーン、映像シアター、建築復元ゾーンの四つに分かれています。

箱館奉行所とは、1855年に箱館が開港するにあたって設置された江戸幕府の役所のことです。もともとは元町公園に置かれていましたが、港湾から近く防備上不利だということから、現在の五稜郭地区に移されました。五稜郭が造られたのもその頃です。箱館奉行所が完成したのは1864年のことで、その後江戸幕府の崩壊、箱館戦争を経て、1871年には開拓使によって奉行所庁舎などほとんどの建物が取り壊されてしまいました。五稜郭に数年間しか存在いていなかった箱館奉行所は資料が少なく、構想から完成まで約20年もの時間がかかったそうです。

建物は全国各地の職人によって作られており、復元の様子は館内の映像シアターで見ることができます。また館内の主要なスペースにはガイドもいるので、その場所の説明などをしてくれます。また、館内には何箇所か「みどころ」があるのでそれを探してみるのもいいかもしれません。

所在データ

名前 箱館奉行所
住所 函館市五稜郭町44番3号
電話番号 0138-51-2864
営業 4月~10月  9:00~18:00(17:45 受付終了)
11月~3月  9:00~17:00(16:45 受付終了)
ホームページ http://www.hakodate-bugyosho.jp/
休館日 年末年始(12月31日~1月3日)
料金 一般500円 学生・生徒・児童 250円 未就学児無料
駐車場 あり 五稜郭観光駐車場 または 芸術ホール・北洋資料館・美術館駐車場