ケフィアヨーグルト |
ケフィアヨーグルトは、粉末状のケフィア菌を牛乳に混ぜてつくるヨーグルトです。カスピ海ヨーグルトは、繰り返し菌を育ててどんどん増やしていきますが、売られているケフィアは1回使い切りのものがほとんどです。 |
ケフィアって?
ケフィアはケフィールとも呼ばれており、ヨーグルトには欠かせない乳酸菌に加えて酵母が含まれています。牛乳と混ぜることで発酵が始まり、ヨーグルトになるのです。コーカサス地方(カスピ海や黒海のあたり)で昔から食べられていたものでした。 25年以上前に、ヨーロッパ地方でブームとなっていたドリンクタイプのヨーグルトに使われていたものがケフィア菌です。日本ではまだドリンクヨーグルトはなかった頃の話で、販売する間に、発酵が進みパックが破裂してしまうこともたびたびあったようです。 そのため、ケフィアヨーグルトは粉末状にしてケフィア菌として売られるようになりました。牛乳に混ぜて1日置くだけでヨーグルトができるのですからお手軽で良いですよね。
ケフィアの効果
ケフィアは乳酸菌の仲間ですから、整腸作用やコレステロールの低下に効果を期待できます。善玉菌の増加を促進したり、悪玉菌を退治してくれたりと非常に身体に良い成分です。
ケフィアの入手法
ケフィア菌は、スーパーやオンラインで簡単に買うことができます。使いきりタイプの粉末状で、1リットルの牛乳で作ることのできるヨーグルトのケフィアは100円前後で購入することができます。種類も豊富に売られており、加糖のものや脱脂粉乳が加えられているものなど色々あります。発行させてもドリンクとして飲むものや、ヨーグルト状に固まるものがあるので、好みに合わせて購入してください。
ケフィアヨーグルトの作り方
ケフィアを購入したら、作り方はもちろん書いてありますが基本的な方法を紹介しておきます。ほとんどのケフィアは1リットルの牛乳で作ることができるようになっています。
1.1リットルの牛乳パックの口をあけてケフィア菌を入れます。
2.口を押さえて、上下に振って牛乳とケフィアが十分に混ざるようにします。このとき、振ることがむずかしければ、清潔な長い棒などでかき混ぜましょう。
3.口をクリップなどで閉じておき室温で1日、静かに保管しておきます。
※あまり寒い部屋においておくと、ケフィア菌が活動してくれません。20℃以上の場所においてください。出来上がったケフィアヨーグルトは1,2週間、冷蔵庫で保存することができます。1度に1リットルも!? と思いますが、1週間もあれば食べきれる量ですし毎日食べ続けることで身体の調子が良くなりますよ。
ヨーグルトきのこって?
ヨーグルトきのこをご存知の方は多いのではないでしょうか。90年代の一時期、大ブームとなりました。ヨーグルトきのこは、ケフィアやケフィールと呼ばれているものです。乳酸菌などが粉状になっており、牛乳に混ぜて飲む発酵食品です。繰り返し菌を使うことができますが、日本独特のヨーグルト味といったところでしょうか…。ケフィアとはまた違った作り方をします。ヨーグルトのように固まるわけではなく、飲み物としていただけます。
ケフィアヨーグルトとは違うの?
ヨーグルトきのこは、ケフィアヨーグルトのように1回の使いきりではなく、何度も使えるという点でカスピ海ヨーグルトのようにブームとなりました。日本で広まったヨーグルトで酸味が強く、においも独特なものです。ケフィア菌が含まれていることには変わりありません。
ヨーグルトきのこの入手方法
ヨーグルトきのこは、菌をそのまま人から人へと受け渡されてきたものでした。探せばインターネットで手に入れることは可能です。実際に作っている人から譲っていただきましょう。
ヨーグルトきのこの作り方
ガラスの瓶やボウルにヨーグルトきのこをスプーン2杯程度いれて、牛乳を注ぎ密閉します。暗い場所に1日から2日置いて発酵させておくと出来上がるのです。飲む前に、1度良くふってから、ザルでこしてきのこを取り除きます。こしたケフィアを飲むことができ、冷蔵庫で保存も可能です。きのこはぬるま湯をかけてすすぎ、繰り返し使うことができます。
※ヨーグルトきのこは繰り返し使えるものですが、密閉して保管しなければ空気からの雑菌が入り込んでしまうので注意しましょう。ガラス瓶は、使うたびに良く洗って熱湯消毒をして清潔に保ちましょう。
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