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ヨーグルトの
成分と栄養

ヨーグルトが身体に良いのは、含まれている成分が人間に必要な栄養となってくれるからです。牛乳との効果の違いや、ヨーグルトを食べることで得られるビフィズス菌などによる効果があります。栄養価は牛乳よりも高く含まれています。

牛乳との違いは?

牛乳はすぐにおなかにきてしまうから飲めないけれど…と言っていても、ヨーグルトなら大丈夫という人は多いのでは? 牛乳にバクテリアが入ることでヨーグルトになりますよね。牛乳に含まれている成分の乳糖が、おなかを緩くしてしまう力があります。本当は、腸の中で他の栄養分へと変化してしまうものなのですが、人によっては乳糖を上手く吸収することができないので下ってしまうのです。身体のはたらきが足りないときに良く起こってしまいます。

ヨーグルトは食べられる?

牛乳が苦手でもヨーグルトは食べられる。それは、ヨーグルトに含まれている乳酸菌のおかげです。
乳糖が体内へ吸収されやすい性質へと変えてくれるので、おなかの調子が整うのです。日本人の身体は乳糖を栄養へと変える力が少ないそうです。
そのため、牛乳を飲むと吸収されない栄養が多くなっておなかが緩くなってしまうのです。でも、牛乳に含まれている栄養をそのまま摂ることができるので、ヨーグルトを食べられる人は毎日食べてもおなかに安心なのです。

乳酸菌、腸内細菌

ビフィズス菌って良く聞く言葉ではありませんか? 乳酸菌の中のひとつです。ヨーグルトを発酵させるために必要で身体に良い成分です。腸の中には数兆個の細菌がひそんでいますが、その中のすべてが悪いもののわけではありません。善いものと悪いものがあるのです。合計数(合わせた量)は変わりませんが、割合が変化していきます。

善玉菌

乳酸菌のなかで善いもの、ヨーグルトの中にたくさん含まれているものです。

生きる乳酸菌

乳酸菌は生物です。生きている状態で腸まで届いたときに始めて悪玉菌を退治してくれる役割があります。でも、胃のなかに入った時点で胃液にやられてしまうものも出てきます。生きて腸までたどり着けないときでも、力をもっていて悪い菌をすいつけて外にでてくれます。どちらにしても身体にいい事には変わりありませんね。

悪玉菌

いいものが少なくなると悪いものが増えてしまう…そうなのです。悪玉菌が増えた身体の中はアルカリ性にどんどん変化してしまいます。人間の身体は酸性に近い状態なので、体内バランスがくずれ始めると便秘になったり下痢が起こってしまったりと免疫力が弱くなってしまいます。疲れているときに風邪を引きやすいのも乳酸菌が少なくなっているせいもあると考えられます。

赤ちゃんの身体のなか

小さな子供が体調不良になるのは、大人の持っているバイキンが身体のなかに入ってしまうからです。おなかの中にいた頃の赤ちゃんはお母さんの免疫力が付いていますが、生まれてからしばらくするとだんだん力が弱まってしまいます。でも、母乳を飲んでいる間は、腸の中は善玉菌がほとんどです。食べものを摂るようになると外からの悪玉菌が身体の中に増えていくのです。

ヨーグルトに含まれる栄養分

牛乳から作られているヨーグルトにはどのような栄養があるのでしょうか? さっぱりとしておいしいヨーグルトは朝ご飯のかわりにもデザートにも良い食品ですね。牛乳とヨーグルトの栄養を比べてみて、同じ量を飲む(食べる)ならヨーグルトの方が高い栄養価を持っています。

カルシウム

少量ですが、牛乳が苦手な人でもヨーグルトを食べられるならしっかりとカルシウムを摂取することができますね。

アミノ酸

牛乳と比較して1番の違いが出てくるのがアミノ酸です。たんぱく質がアミノ酸に変化する物質なのですが、たんぱく質の量はそれほど差がありません。牛乳の3~4倍のアミノ酸がヨーグルトには含まれていて、胃を守るはたらきがあります。乳酸菌があることによってアミノ酸が牛乳よりも多くなり、消化の助けになっています。

ヨーグルトの上にある水分って何?

ヨーグルトのふたを開けると上側が水っぽくなってしまっているときがありますよね。どうしてそんな風になってしまうのでしょう。肉や魚などから水分が出てきたときには鮮度が良くないとされていますね。水は、ヨーグルトの中から出てきてしまったものですが、分離しただけで悪くなっているわけではありません。逆に、栄養分が上に浮いてきてしまったのです。ヨーグルトを水分と一緒にかき混ぜてから食べて栄養を逃さないようにしましょう。

ヨーグルトの成分と栄養