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日本で食べられるヨーグルト

日本で作られているヨーグルトのタイプは5つに分類されます。会社や製法によって違いが出てきますが、基本的にはプレーンヨーグルト、ハードヨーグルト、ソフトヨーグルト、ドリンクヨーグルト、フローズンヨーグルトなどに分けられています。

プレーンヨーグルト

日本でプレーンヨーグルトが販売されたのは、昔のことではなく40年も経っていません。それまでのヨーグルトはプレーンではなく、つまり砂糖などの糖分が加えられていました。日本人はプレーンヨーグルトになじみが無かったのです。開発がすすめられて、現在の形になるまでには時間がかかりました。乳酸菌はとても良い機能がたくさんあるのに、生きたまま腸にとどかせることが難しいので、研究が積み重ねられてきたのですね。現在では、新しく開発されたLG21菌の含まれているものや、無脂肪のものなどプレーンヨーグルトの種類もたくさんあります。

ハードヨーグルト

プレーンヨーグルトとは違って、プリンのような食感のハードヨーグルト。日本で始めて作られ売られたヨーグルトはこのタイプでした。寒天やゼラチンなどの材料が加えられていて、食べやすいように砂糖や果物が混ぜられていることが多いです。
また、ゼラチン物質を使わずに、ハチミツなどを加えて固めに作られるものもハードタイプとなります。酸味が弱いので食べやすいのですが、乳酸菌の量が少ないのでかたまりにくいのです。ハードタイプのものは日本独特で、外国ではあまり見かけないかもしれません。給食のデザートについているヨーグルトはこのタイプのものが多いです。

ソフトヨーグルト

とろとろとしているヨーグルトが好きな方も多いのでは? フルーツソースや砂糖などを加えているヨーグルトはほとんどがソフトタイプですね。これは、プレーンヨーグルトを混ぜて滑らかにしているのです。プレーンヨーグルトが発酵前に容器に詰められるのに対して、ソフトヨーグルトは先に発酵させてしまいます。甘味料や果物を先に加えてしまうと上手く乳酸菌が発酵できなくなってしまうのです。現在では、生クリームが混ぜられていてドリンクタイプのような柔らかさのあるヨーグルトも人気がありますね。

ドリンクヨーグルト

飲むヨーグルトって有名ですよね。ドリンクタイプのヨーグルトは、30年近く前にヨーロッパで流行りだしたものを日本でも作るようになりました。ヨーグルトが固形のものだけではないことが知れ渡ったのです。ドリンクといっても、ヨーグルトがそのまま液状化されて作られています。固められているものを細かい粒にして液体にしています。ほとんどのドリンクヨーグルトは、砂糖やフルーツが加えられているものが多いですね。

ヨーグルトを使ったラッシー

ヨーグルトを使っている飲み物で、ラッシーを知っていますか? カレー屋さんなどでよく見かけると思います。インドの飲み物で、ヨーグルトや牛乳には辛いもので刺激された口の中を元通りにしてくれる作用があります。

ラッシーのレシピ(1人分)

・プレーンヨーグルト:100ml ・牛乳:100ml ・はちみつ:大さじ1
・レモン:大さじ1

作り方は材料のすべてを混ぜるだけ! という簡単な飲み物なのですが、ヨーグルトと牛乳、そしてビタミンやミネラルがたっぷり入っているハチミツが入っています。

フローズンヨーグルト

その名の通り、フリーズされているヨーグルトですね。ヨーグルトがそのまま冷凍されても、乳酸菌は冬眠状態になっているだけで実は生きているのです。体内で溶かされて温度が上がると、乳酸菌は復活して悪玉菌を退治する大切なはたらきをしてくれます。生乳から作るアイスクリームよりもカロリーは低く、甘いものが苦手な人でもさっぱりとした味で食べられます。生クリームや牛乳を加えて作るとよりいっそう美味しくなります。

日本で食べられるヨーグルト