あいうえお表をマグネットシートでプリントしよう

あいうえお表
あいうえお表

言葉遊びができるあいうえお表で遊んでみましょう。
言葉をおぼえるきっかけにもなるあいうえお表。
マグネット付の印刷用紙が、今なら100円均一でも購入できます。マグネットシートにプリントしてカットして言葉遊びをはじめましょう。

日本語の「あいうえお」

日本語を学ぶときに必ず必要なのは「あいうえお」です。外国語のABCと同じように知っておかないと読み書きができず、国語の学習が進みません。外国人が日本語の勉強をするときも、まずは「あいうえお」から始めるのが基本です。

あいうえおの由来

あいうえおの由来についてはいろいろな説があり、「あいうえお」が現在の配列になったのは室町時代頃だと言われています。もともとは古代インドのサンスクリット語が平安時代に日本に渡来して、発音の形態をまとめる作業が始まりました。それまでにも日本の知識人は中国の文学に親しんでいて、発音やアクセントについての知識を持っていましたが、日本独自の言葉である日本語としてまとめられて現在のような最終的な形態になったのは江戸時代後期から明治時代にかけてだと言われています。日本最古の記録では、平安時代中期の文献に発音を図で表したものや漢字の発音を仮名で表したものが残されています。

あいうえおの正式名称

あいうえおは、正式には「五十音」と呼ばれています。「あいうえお」という5つの母音に、あ行からわ行までの子音を合わせて10行の表になっています。「五十音」と言っても実際には濁音や半濁音など異なる発音もいろいろあるので、音の数は50以上になります。なぜ順序があいうえおになったのかもサンスクリット語に由来していて、あ行からわ行まで続く配列も同様にサンスクリット語の音声学の影響が大きいと言われています。五十音の発音が現代のように定着するきっかけになったのは1922年に発表された北原白秋による詩歌「あいうえおの歌」だという説もあります。現代でもアナウンサーや俳優が正しい日本語の発音を勉強するために使われることがあります。

日本語のカタカナ・ひらがな

日本語を読み書きするときに大切なひらがなとカタカナもあいうえおの由来に関係します。ひらがなは平安時代にそれまで使われていた難しい万葉仮名の代用として使われ始めて、漢字の字体を簡潔に表したものです。カタカナはひらがなよりも100年ほど早く誕生し、やはり漢字を崩して簡潔化したのが始まりです。それまで文化人や知識人にしか読めなかった漢字の文章も、ひらがなやカタカナを使うことで誰にでも分かりやすく理解できるようになり、日本語を使った独自の文化が目覚めるきっかけにもなりました。平安時代以降はそれまで漢文で書かれていた文学もひらがなとカタカナを混ぜて日本語で表現されるようになり、今は使われていない表記もありますがほぼ現在のようなかたちで今日まで受け継がれています。

歌で憶えるあいうえお

あいうえおの勉強をするときに、子供が楽しく覚えられるようにと考案されたのが「手習い歌」です。一番有名なのは「いろは歌」で、「いろはにほへと ちりぬるを」というフレーズは誰もが耳にした経験があるはずです。五十音がほとんど使われているのが特徴で、歌を丸暗記することで日本語の仮名文字をそのまま覚えられて、詩としての面白さもあるので現代まで引き継がれています。

あいうえおの基盤

ひらがなやカタカナには全て基盤となった漢字が存在するので、「あいうえお」の一つ一つにはそれぞれ異なった意味合いがあります。例えば、「あ」は漢字の「安」が基盤なので落ち着きや安心、和やかな様子などを象徴しています。あいうえおの一番最初に出てくる文字なので先駆者やリーダーという意味合いもあります。普段何気なく使っている日本語ですが、あいうえおの由来を知っていたり文字が持っているそれぞれの意味を理解しておくと自分の名前や地名なども新たな発見ができます。国語の授業で必ず習って、当時は面倒だと思っていたひらがなの勉強も後から思い出してみると日本語の基礎となる大切なステップだったことがよくわかります。

あいうえお表のダウンロード

数が多くなるため、あ行からな行までとは行からわ行まで2種類印刷して利用してください。
黒い線に定規をあわせてカッターかハサミでカットしましょう。

投稿者プロフィール

ヨリ子
ヨリ子
ヨリ子
文二のお姉さん。文二が泣かせられた時は、オトコ相手にも負けない強いお姉ちゃん。人一倍面倒見がいい。
by おもちゃアルバム

当ブログの人気エントリ一覧。おすすめです

トップへ戻る