薔薇(バラ)

モダンローズ

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バラ

オールドローズのあとに出てきたのが、モダンローズと呼ばれる系統の薔薇です。「ラ・フランス」という品種の薔薇がモダンローズ第一号と言われています。私たちが普段目にするバラの多くは、このモダンローズです。そのなかでもさまざまな特徴や品種があります。

モダンローズの特徴

冒頭でも触れたようにモダンローズとは、「ラ・フランス」以降のハイブリッド・ティー、フロリバンダといった系統の薔薇のことをいいます。今、「バラ園」や花屋さんで見かける薔薇のほとんどは、このモダンローズという種類になっています。注目すべき点は西洋と東洋の薔薇をかけ合わせたことで、個性的な品種が数多くできていることではないでしょうか。オールドローズとは違った部分で人々の目を引く特徴を持っているのがモダンローズだと言えます。特徴としては…四季咲き性であること、華やかな花形と色などが挙げられます。もちろんオールドローズの特徴も併せ持っているので、華やかかつシックな雰囲気が漂っています。

モダンローズの系統

モダンローズには、どのような系統があるのでしょう?ここで、まずモダンローズの主な系統を見ていきましょう。オールドローズ同様、細かく分けていくと数が多いため全部を紹介することはできませんが、ご了承ください。モダンローズは庭で育てると、とても見栄えのするものばかりです。また鉢植えに向いている薔薇も多いので、自宅に庭がない人にもおすすめですよ♪

ハイブリッド・ティー

ハイブリッド・ティーは四季咲きの薔薇の系統です。これは一つの茎に一輪の大きな花を咲かせるのが特徴といえます。大輪のハイブリッド・パーペチュアルと四季咲きのティー・ローズを交配して誕生したのが、ハイブリッド・ティーなんですよ。

フロリバンダ

このフロリバンダも四季咲きの薔薇で、一つの枝に少し大きめの中輪がいくつも咲きます。なので、全体的にボリュームがあって豪華に見えるんですよ!フロリバンダは四季咲きのすごく小さなドワーフ・ポリアンサ系のバラを品種改良して生まれました。

クライミング

その名のとおり、ぐんぐんと枝が上に登っていく「つる状」のバラがクライミングです。クライミングの種類はテリハノイバラなどを改良したものと、「木バラ」が突然変異したものを改良したバラに分けられます。フェンスなどに這わせるときれいですよ♪

シュラブ

シュラブもクライミングと同じように「つるバラ」の系統です。半つる状に立ち上がったあとに枝が曲がって下がるのが特徴ですね。さらに、花がきれいで香り高い品種が多いことも特徴の一つと言えるでしょう。

ミニチュア

ミニチュアは花も株も小さくて、可愛いバラです。けれど、多花性の品種も多いので一つ一つは小さくても密集すると結構な迫力があります!四季咲きで鉢植えや花壇用に高い人気を誇っています。

モダンローズの品種

たくさんの品種の中から、個人的におすすめの薔薇を紹介したいと思います!各系統から一種類ずつ見みましょう。みなさんが、好きな品種は何でしょう?

ラ・フランス

ラ・フランスは1867年にフランスで作られました。ハイブリッド・ティー系の記念すべき第一号となります。淡いピンクの透き通るような花びらが幾重にもなり、ふんわりと柔らかな印象です。香りもよく、ローズガーデンには欠かせません!

うらら

「うらら」はまさにローズ色という表現がぴったり!鮮やかな濃いピンクが特徴のフロリバンダ系の花壇向き品種です。丈夫ですし、初心者にもおすすめですよ。日本のコンクールで金賞に輝いています。

CL.ピース

CL.ピースはクライミング系の薔薇です。色のベースは優しい感じの黄色ですが花びらのふちはピンクがかっています。これも丈夫なので初心者向きですね。

ガートルード・
ジェキル

シュラブ系のガートルード・ジェキルはイングリッシュ・ローズの名花でもあります。イングリッシュ・ローズについての詳しいことは別のページで紹介しているので、そちらをご覧ください。強い香りが特徴です。

スタリナ

このスタリナはミニチュア系(ミニバラ)の名花と言われています。葉のグリーンと花の鮮やかな朱赤がマッチして、花の形もよく全体のバランスがいい薔薇です。


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