ローズティーは日本語にすると「バラ茶」とも言います。「バラ茶」というと中国茶を思い浮かべる人もいるでしょう。中国でもヨーロッパでも親しまれているお茶なんですよ。中国ではバラ科のハマナスのつぼみを、一方ヨーロッパではオールドローズの中の何種類かを使っています。お茶の色はきれいな黄金色で、一口飲むと優しい甘さと上品な香りが口いっぱいに広がります♪ところで、みなさんはハーブティーに使われる薔薇は別の呼び名を持っていることをご存じですか？ハーブとしての主な薔薇の種類を見ていきましょう。

【薔薇のオイル】のページで紹介しているものと、ハーブティーにしても薔薇の効果にさほど変わりはありません。ストレスを解消し、精神の安定に役立ちます。ビタミンC、Ｂ、Ｆ、Ｋが豊富に含まれていて、疲れた肝臓や胃腸に効果的です。さらに便秘も解消し、美肌効果にも優れています。気分が落ち込んでいたり、不安なときなどに飲むことをおすすめします。気分がすっきり軽くなることでしょう。クセがないため、ほかのハーブともよく合います。ブレンドすることで、より様々な効果を得ることができます。次の項目で、薔薇のハーブティーの入れ方を説明しますね。

ここで「バラ茶」の入れ方を紹介しましょう。見た目も味も華やかで優雅な気分にさせてくれるのが、「バラ茶」の魅力です！

飲み物つながりということで、薔薇水のお話をしようと思います。薔薇水はローズウォーターとも言いますね。クレオパトラが好んで飲んでいたと言われる薔薇水は古くから作られていました。バラの蒸留液から表面に浮き上がる油分を取り除き、残った蒸留水のことを指します。この「バラ水」を作るには、オイルを作るときと同じようにたくさんのバラを必要とします。なので、普通日本で市販されているものには色んな合成成分が含まれているんですよ。本物の「バラ水」は植物の青臭いニオイが残っています。バラの生産地となっている中近東の国々では、来客時や浄めの水に使われたり、飲み物・料理・お菓子などに「バラ水」が使われています。もちろん、そのまま化粧水としても使えます。