節から「かぼちゃ」誕生?!
カボチャは大きくなるにつれてツルが伸びてきます。そして、そのツルには節があって、そこから葉が出て、巻きひげが出て、花が咲いて実がなるんですよ。子ヅルや根などもすべて節から出てきます。節から様々なものが生まれるんですね~。この節のところに土をかけてあげると根が出やすいので覚えておきましょう。節から出た根がきちんと根づけば、ツルを切り取って1本のカボチャを2つに分けることもできますよ。この作業は「取り木」と呼ばれています。ここで少し取り木の手順を説明しましょう。
1.まずはツル性のものに適している方法です。地上に出ている茎やツルを部分的に土の中に埋めます。土の湿気で、いい感じに根が伸びてきますよ。こうして増やしていくことができます。
2.一方こちらは枝ものに適している方法です。根を出させたい部分の枝や幹を傷つけてもいいですし、かたい芯だけを残して3~4cmほどの皮をはぎます。水ゴケなどを湿らせて、その上からビニールを覆いかぶせます。根が出たらビニールを取って、土に植えましょう。
ベランダでも家庭菜園!
アパートやマンション住まいで、畑がないから家庭菜園を作れないという人も多いのではないでしょうか?別に畑を持っていなくても、ベランダがあれば十分にミニ家庭菜園が作れるんですよ!「かぼちゃ」は、そんなに巨大化しない品種ならプランター栽培が可能です。ホームセンターや園芸店などで売っている種を買ってチャレンジしてみましょう!基本的な栽培方法は畑の場合でも同じです。ツルが伸びてきたらベランダの柵に絡ませましょう。ベランダで栽培するときも人口受粉するといいですよ。雄花が開いたら絵の具用の筆などを使って雄花の花粉を雌花につけて受粉させます。受粉作業はちゃんと花が開ききってからするようにしましょうね。そうでないと病気にかかる恐れがあります。受粉して順調にいけば3日ほどで身が膨らみ始めます。品種にもよりますが3ヵ月くらいで収穫することができます。ベランダ栽培には小型~中型で平均の重さが1.2kgほどになるものが向いています。