いくらのしょうゆ漬け

いくらはこれまでも何度も登場しているように、非常にポピュラーな食べ物です。お店に行ったときに売り場にいくらが並んでいると、買う買わないはさておいてつい目がいってしまうひともいるのではないでしょうか。そのように売り場に置かれているいくらはほとんどがしょうゆ漬けされたものとして販売されています。「いくら」=「しょうゆ漬け」と言い切っても問題ないくらいいくらのしょうゆ漬けは一般的なものですが、どうせなら自分でいくらのしょうゆ漬けを作ってみよう! ということでここではいくらのしょうゆ漬けの作り方についてみていきましょう。

いくらのしょうゆ漬けのレシピ

いくらのしょうゆ漬けはそれほど難しい工程もなく、簡単に作ることができます。

  1. 生筋子をいくらにばらす
  2. 生筋子からいくらを作る方法は他のページで解説しましたのでそこを参照してください。お店に行くと、味付けされていない「生いくら」が売られていることもありますので面倒な人はそれを買ってきてもいいですが、ここでは生筋子から作ってみましょう。

  3. ばらし終わったいくらを塩水で洗い、水気を切る
  4. いくらのところでもお話しましたが、塩水で洗うといくらの皮が若干柔らかくなるので、それがいやな人はただの水で洗ってもいいでしょう。筋子のかすが残っていると食感がよろしくないので、きれいに洗い流しましょう。

  5. 水気を切ったいくらを入れ物に入れ、しょうゆ・酒などで味付けした汁を入れる
  6. ここで使う漬け汁は、そのままいくらのしょうゆ漬けの味になりますから、自分の好みの味に調整して入れてください。好みに応じてみりんなどを入れるのもいいでしょう。

  7. 入れ物に蓋をして冷蔵庫に入れて、一晩おく

以上でいくらのしょうゆ漬けの完成です。ちょっとだけ手間がかかる、作るのに時間がかかるくらいが難点ですが、それを補って余りあるおいしいいくらのしょうゆ漬けが楽しめますよ。

いくらのしょうゆ漬けの保存方法

いくらのしょうゆ漬けを大量に作ってしまった場合、一度では食べきれないこともあるでしょう。生筋子からいくらのしょうゆ漬けを作った場合のは、特にその問題が起こるはずです。では、余ってしまったいくらのしょうゆ漬けはどうやって保存すればいいのでしょうか。一番簡単なのは、いくらのしょうゆ漬けを作ったのと同じく冷蔵庫で保存する方法ですが、いくら冷蔵庫だといってもせいぜい1週間が限度です。それ以上たつと味も落ちてしまいます。他の保存方法としては冷凍保存があります。これだと1ヶ月くらいは何とか大丈夫ですが、やはり味が若干落ちてしまいます。よっぽどのいくら好きでもなければ、毎日毎日いくらのしょうゆ漬けを食べるのは飽きてしまうかもしれませんが、折角頂くのであればおいしいうちに食するのがいいに決まっていますから、なるべくお早めにお召し上がりになることをお勧めします。

いくらのしょうゆ漬けの応用範囲

さて、早めに食べろといわれても、ただいくらのしょうゆ漬けだけを食べるのではあまりにも芸がなさ過ぎますね。そこで、いくらのしょうゆ漬けを使った料理を考えて見ましょう。

いくら丼

いくらと聞いて思い浮かべる料理で真っ先に揚がるのがこのいくら丼ではないでしょうか。炊きたてのご飯の上にいくらのしょうゆ漬けを豪快にのせ、お好みでわさびや刻みのりをのせて、これまた豪快に頂くというものです。いくらのしょうゆ漬けを使った定番の料理ですね。

いくらのお茶漬け

いくらのしょうゆ漬けのちょっと変わった楽しみ方として、お茶漬けにするという方法も中々のものです。作り方は、いくら丼にお湯を入れるだけというものですが、いくら丼とはまた違ったおいしさが味わえます。寒い日の夜食なんかにはぴったりだと思います。

チラシ寿司

いくらのしょうゆ漬けはすしネタにも使われていますので、勿論そのような食べ方もできるのですが、一般家庭で握りずしを作るのはほとんどないでしょうから、あえてチラシ寿司にいくらのしょうゆ漬けを入れてみましょう。チラシ寿司本来の味に、いくらのしょうゆ漬けが程よいアクセントになっていて、非常においしくいただけると思いますよ。

他にも手巻き寿司にしたり、パスタの上にのせたりと、考えればきりがないくらいいくらのしょうゆ漬けを利用した料理はあります。勿論、既存のいくら料理ではなく、自分なりのおいしいいくら料理を考えることも可能です。私は残念ながら余りいい料理方法は思いつきませんが、試行錯誤を繰り返しながら新しいいくらのしょうゆ漬け料理を作ってみてはどうでしょうか。

*© 2007 salmon-iroha All rights reserved.