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おまじない専科

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呪術

呪術もおまじないの一つでしょう。おまじないというと、恋のおまじないや金運アップのおまじないなどを思い出しますが、『まじない』という言い方になると、ちょっと印象も違ってくるのではないでしょうか。まじないという言い方だと、なんとなく、呪術にもつながっていくような気がしますね。

呪術は、目的を果たすために、何かしらの現象を起こそうとする行為や形態のことをいいます。おまじないと一緒ですね。それが科学的ではない存在や力に働きかけていると判断されたり、儀式的な行為に対して、呪術という言葉が使われたりしています。

呪術師

呪術師は、その名前の通り呪術を行う人のことを言います。その昔、ネアンデルタール人は、熊の頭蓋骨をきれいに並べて、たくさんの獲物が捕れるように儀式を行ったと言われています。最も古い呪術の一つと言ってもいいでしょう。

呪術師は呪術を行うにあたり、ある法則のもとに行っています。一つは『類似の法則』と呼び、似ているものは似ているものを生み出すということです。もう一つは、『接触あるいは感染の法則』と呼び、以前は一つであったものや、お互いに接触していたものは、別々になった後でもお互いに作用しあうとするものです。

前者の例を挙げると、狩猟をしていて獲物がパッタリと捕れなくなったとき、呪術師は獲物の毛皮を着て儀式を行います。狩猟を糧としている村のまわりで、動物の毛皮を着て呪術師が跳ね回って踊ります。こうすることで、似たものの獲物は呪術師同様に、村の周りで跳ね回り、獲物が捕れるようになるという儀式です。もちろんただ跳ね回るだけではなく、それなりの呪文や供物も捧げたと考えられます。

後者の場合、例えば、誰かが身につけていたものに対して加えた行為は、全く同じ結果をその持ち主にもたらすと考えられています。呪う相手の髪の毛を藁人形に入れて行う丑の刻参りはその典型です。髪の毛によって藁人形と呪う相手につながりができ、藁人形に釘を打ち込むと、相手も同様の苦しみを味わうというものです。

恋のおまじないでも、相手の髪の毛などを使うものもありますが、こうした原理からです。これらの原理を呪術師は古くから知っていたのです。

私的呪術師と公的呪術師

呪術師は、私的呪術師と公的呪術師に分けて考えることができます。私的呪術師は、個人に対して幸いや災いをもたらす呪術を行う者のことです。呪術医と呼ばれる、病気やケガを治すウィッチドクターと呼ばれる者もこれに入ります。

一方、公的呪術師は、自分の属する社会のために呪術を行う者のことを言います。豊漁祈願や雨乞い戦いのときに相手に呪いをかけるのがそうです。

私的・公的を一人で兼任している者もいます。どちらか一方だけでなければいけないということはありません。呪術師は、周囲の信頼を受け、発言力のある者も多くいます。

呪術の方法

呪術の方法は、目的によって様々なものがあります。白魔術的なことや黒魔術的なもので、それぞれその内容は違ってきますが、おまじないと呼ばれるものでも呪術と呼ばれるものでも、また、白魔術、黒魔術と呼ばれるものでも、全てにおいて共通で言える、呪術を行うときの浄化の方法を紹介します。

このサイトでは、親しみやすいおまじないを紹介していますので、おまじないを行う前にやってみましょう。まず、使う道具は全て新品が望ましいです。なぜなら、それまで何かに使用していたら、そのときの念がその道具に入っているからです。ですから、新品が用意できない場合は、その道具を浄化する必要があるのです。

呪術を行う者本人を清めるのは言うまでもありません。術前6時間は食事をつつしみ、性行為をせず、お風呂に入って身を清めます。できれば新しい白い服を身につけます。

道具を浄化する

おまじないや呪術に使う道具を浄化する方法です。

まず、水による浄化ですが、濡れてもかまわないものなら普通に水で洗いましょう。洗うときには、道具に蓄積された念が落ちていくところをイメージします。井戸水や山の水だと理想的ですが、まず無理でしょうから、水道水でもかまいません。

次に、塩による浄化です。塩で汚れを落とすのは誰でも知っている方法ですね。濡らせない物は、塩に埋めたり振りかけたりして浄化しましょう。金属や石の場合、塩を使ってはいけないものもありますので注意しましょう。

お香の煙にくぐらせたりいぶしたりする方法もあります。日光や月の光にあてて浄化する方法は、パワーストーンなどに使います。水晶をそばに置いて浄化する方法もあります。

場所を浄化する

ちらかった部屋でおまじないや呪術を行っては効果が現れません。道具の浄化に使えるものは、場所の浄化にも使えます。

掃除をするということは、言うまでもありません。九字を切るという方法もありますが、一説には、修行を積んでいない者が安易に九字を切ってはいけないということもありますので、自己責任でお願いします。

呪術代行

インターネットを検索すると、呪術代行社がかなりの数でヒットします。費用も高額なものが多いのですが、代金だけを受け取って何もしないという悪徳業者もいます。呪術は必ず効果の出るものではありません。効果が出ないからと、更に高い代金をとって、もっと高度な呪術を試してみませんか?という業者がいますので、注意が必要です。

代行業者に頼むほど、あなたの願いは中途半端なのですか? 本当に叶えたい願いなら、自分で行うのが一番です。呪いの代行などというものもあるようですが、触らない方が無難なのではないでしょうか。

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