作り方
みなさんも買って食べるだけでなく、自分でクレープを作ったことがあると思います。見た目以上に生地をキレイに焼くのも、具を包むのも大変ですよね。そして食べたら粉っぽいこともあります。プロのようにはなかなか上手には作れません。ここでは、上手に作る方法を紹介していきましょう。
クレープ作りに必要な道具
まずは何事も形からということで道具の説明をしますね。最初に本格的なクレープ作りには、ぜひそろえておきたい道具をみていきましょう。おもにクレープ用鉄板、トンボ、パレットナイフ、この3つがあげられます。このほかにもコンロやおたま、泡立て器、ボウル、こしあみ、角バットが必要です。これらは、みなさんのキッチンにもあると思うので、具体的な説明は省きますね。
クレープ用鉄板
クレープ用鉄板とは、クレープ屋さんで見かける、あの大きくて丸いアレです。この鉄板がある家庭はまずないでしょう。家ではフライパンかホットプレートを使うのが一般的ですよね。クレープ用の鉄板は家庭のガスコンロ用と業務用に分けられます。家庭用の鉄板を使えば、家でも本格的なクレープが作れますよ!もちろん、クレープ以外にホットケーキやパンケーキなどにも使えます。壊れることがないので、ずっと使い続けられるのがうれしいですね♪使い込むほど、いい鉄板になります。
トンボ
トンボとは、生地を丸くのばすための道具です。竹トンボに似ていることから名付けられました。このトンボを使って作ると生地がデコボコしないで均等な厚さに仕上がります。しかも素早く焼けるので、「うまくのばせないでいるうちに生地がくっついちゃった」なんていうこともありません。角型や丸型などのトンボが市販されているので、使い勝手のいいものを選んでみてはいかがでしょう?
パレットナイフ
パレットナイフは焼きあがったクレープをすくったり、ケーキのクリームを塗ったりするのに使います。お菓子作りのとき、あったらすごく便利な道具ですよ。別名をスパチュラとも言い、ホームセンターなどでも買うことができます。全体でなでるようにして使うものなので、少し長めのものを選ぶのがポイントです。使いやすいサイズは刃先が24cm~28cmまでくらいがいいでしょう。
クレープ生地の作り方
次はクレープ生地の作り方を説明していきます。生地の材料は小麦粉(薄力粉)と卵、砂糖、塩、牛乳、無塩バター(または無塩マーガリン)を準備しましょう。分量については作る人の好みにもよると思うので、ここにはあえて書きません。詳しくは、クレープ・レシピ集のページを参考にしてくださいね。
- まず、ボウルに卵と砂糖、塩を入れて軽く混ぜます。
- そこに分量の1/2の牛乳を入れて軽く混ぜてから小麦粉を加え、ダマができなくなるまで泡立て器で混ぜましょう。生地のかたさを見ながら、残りの牛乳を少しずつ加えて混ぜます。
- あらかじめ溶かしておいた無塩バター(または無塩マーガリン)を入れて、かき混ぜます。
- 次に生地を「こしあみ」でこします。こしたあとは全体に軽く混ぜましょう。
- できた生地は2時間ほど冷蔵庫で休ませてから使うと、より焼きやすくなります。家庭で少ない分量で作るときは、休ませる時間はもっと短くても構いません。
包み方
家庭でも簡単に作れるクレープは、包み方やトッピングを替えていろんなふうにアレンジできることも魅力の一つですよね♪ここでは、ほんの一部の包み方を紹介しますが、包み方に決まりは一切ないので、このほかにも自分の好きな包み方を探してみてくださいね!
巻く
生地の端からクルクルと巻いていく包み方です。もともと生地にもキレイな焼き目がついているので、それを巻くことでさらにキレイな模様ができますよ。また、細く・小さくなるので小さなお子さんも持ちやすくなります。
四つ折りにする
これもよく見かける、三角形のような形になる包み方です。手に持って食べることもできますが、中身がたくさん入っているときはこぼれやすいので、お皿にのせるほうがいいでしょう。
四角く折る
ナイフやフォークで食べる、大人向けの少しオシャレな包み方です。生地のふちを4ヶ所折って四角くします。折った上に、またフルーツをトッピングしたり、シロップをかけたりしてもいいですね!
絞る
ちょっとしたプレゼントにも喜ばれる包み方です。生地の真ん中にクリームやフルーツをおいて、あとは生地を絞るようにふちを寄せ集めてリボンで縛れば、可愛い「巾着クレープ」の完成です♪
クレープ作りの注意点
それでは、おいしいクレープを作るために道具や材料、焼き方などの注意点を見ていきましょう。
道具に対して
「クレープ作りに必要な道具」の項目でも書いたように、道具に関しては家庭にあるものを代用すれば何の問題もありません。むやみに本格的な道具をそろえても使いこなせなければ、もったいないですよね。なので、家で楽しむだけなら代用品を上手に活用することをおすすめします。
材料に対して
材料についてはいくつか気をつけなければいけないことがあります。まずはバター。クレープを焼くときにサラダ油を使う人も多いと思います。生地がくっつかないようにするためだけならそれでもいいでしょう。でも、もっとおいしく作るには無塩バターをおすすめします。無塩バターを使うと生地の風味がよくなり、しっとり感も出るんですよ。そのほか、薄力粉もなるべく上質なものを使いましょう。高品質なものは粉の粒子が細かく、口当たりのいいクレープに仕上がります。さらに牛乳は必ず冷たいものを使いましょう。温かいと粉とのなじみが良すぎて、逆に焼きづらくなります。
焼き方に対して
焼くときに気をつけることは油の量。焼く前にフライパンなどにたっぷりとサラダ油を塗る人もいるでしょう。クレープを作るとき、油はほんの少しにしてください。そうでないと、せっかくのクレープの味が損なわれてしまいます。作り方で紹介したように、生地にバターを使えば、油を塗る必要はありません。
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