高い門の先に見えるのは、江戸時代に日本が開国した際にイギリスが箱館に設置した建物です。当時は領事館として使われていましたが、現在では資料館として一般公開をしています。函館市有形文化財にも指定されており、この異国情緒溢れる元町に花を添えています。
和風の瓦葺き寄せの屋根と洋風の縦長窓の、和洋折衷の造りが特徴的なこの建物は、1859年の設置した当時は称名寺を借りており、現在の建物ではありませんでした。
その後、数回の火災のため現在の場所に移り、そしてまた火災があったため、1913年、イギリス政府公務省上海工事局の設計に従い、現在の様式で建築されました。それからは領事館として使用されていましたが、1934年に閉鎖されます。
閉鎖されてからは憲兵隊に建物を接収されたり市立函館病院の施設として利用されたりしましたが、1979年に函館市有形文化財に指定されます。その後、1992年の市制施行70周年を記念して復元され、開港記念館として一般公開され始めます。そして2009年、函館港開港150周年を記念して展示内容を一新し、新たな開港記念館として一般公開されています。
館内には展示室の他に、函館港開港に関する展示がある開港ミュージアム、英国雑貨や紅茶を取り扱うショップやカフェなどがあります。また、洋風の庭園にはバラが植えてあり、季節によってはバラの景色と香りを楽しむことが出来ます。
名前 | 函館市旧イギリス領事館 |
住所 | 函館市元町33-14 |
電話番号 | 0138-27-8159 |
営業時間 | 午前9:00~午後7:00(4月1日~10月31日) 午前9:00~午後5:00(11月1日~3月31日) |
ホームページ | http://www.hakodate-kankou.com/british/ |
休館日 | 12月31日・1月1日 |
料金 | 大人300円 学生・生徒・児童150円 |
駐車場 | 最寄りの元町観光駐車場(有料) |