函館聖ヨハネ教会

2004年に創設130周年を迎えた、北海道の聖公会(イギリス国教会を母体とする教会)では最も古い歴史を持つ教会です。聖公会では珍しいドーム型の天蓋で、函館山山頂やロープウェイなどで上から見ると茶色の屋根が十字架に見えます。

この教会の正面に回ると、ステンドグラスで出来た十字架を仰ぎ見ることが出来ます。十字架は光を通すと、交差しているところから端へ向かって白から赤へのグラデーションを見せ、教会を美しく彩ります。

パイプオルガンや美しいステンドグラスがある内部は見学出来ませんが、日曜礼拝やコンサートが行われています。

聖ヨハネ教会は、北海道の聖公会(イギリス国教会を母体とする教会)では最も古い歴史を持ちます。1874年にイギリスのデニング司祭が函館に上陸し、舟見町に家を借りて布教活動を開始し、その4年後に教会が建てられます。しかしそのときの教会は基坂の下に建てられ、現在の場所にはありませんでした。度重なる大火により建物が焼失したため移転を余儀されなくなり、1979年に現在の場所に現在の教会が完成します。中世期におけるヨーロッパの教会にならった工法を用い、近代的なデザインとなっています。上から見ると茶色の屋根が十字架に見えるのも、そのデザインのためです。

函館に訪れたらこの一風変わった教会に足を運んでみてはどうでしょうか。

所在データ

名前 函館聖ヨハネ教会
住所 函館市元町3-23
電話番号 0138-23-5584
営業 外観は見学自由
ホームページ http://homepage3.nifty.com/john-hakodate/
駐車場 なし