奈良・鎌倉 大仏百科
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鎌倉の大仏


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鎌倉の大仏

鎌倉の大仏は、長谷の大仏とも呼ばれて親しまれています。高徳院の本尊でもある鎌倉の大仏について紹介していきましょう。もちろん大仏のある高徳院についても触れていきます。武士の街でもある鎌倉にある大仏は、どんな大仏なのでしょうか。奈良の大仏のように、残された文献が多くなく、謎に包まれている部分も多いのですが、分かる限りのことを紹介していきましょう。

鎌倉の大仏のわらじ

鎌倉の大仏のそばには、巨大なわらじが奉納されています。大きさが2mあるわらじで、大仏の足に合わせたものだそうです。このわらじは、いつも座りっぱなしの大仏様に、わらじをはいて散歩にでかけてくださいと、茨城の、とある子供会が奉納したものです。これだけ巨大な大仏に2mのサイズとは、少し小さいような気もしますが、実際にわらじを履いて歩く大仏は巨大すぎて首が痛くなるかもしれませんね。

日本の世界遺産候補

鎌倉の大仏

奈良の大仏が東大寺と共に、「古都奈良の文化財」として世界遺産の文化遺産のカテゴリーに登録されていますが、鎌倉の大仏はまだ世界遺産には登録されていません。日本の世界遺産候補、「武家の古都・鎌倉」の一部として、他の社寺と共に暫定リストには載っています。

平成4年に暫定リストに載りながら、長い間待機組として世界遺産への登録を待っているのです。「武家の古都・鎌倉」として暫定リストに載っている鶴岡八幡宮や建長寺、浄智寺などとは違い、鎌倉の大仏は文献が少ないので中々ユネスコに推薦されないのでしょうか。奈良の大仏と並んで、鎌倉の大仏もぜひ世界遺産に登録されてほしいものです。

大仏と書いて「おさらぎ」?

鎌倉の大仏昔、鎌倉の大仏が建っている場所は、「長谷のおさらぎ」と呼ばれた場所でもありました。そのため、鎌倉の大仏だけは、「大仏」と書いて「おさらぎ」とも読むのです。この地に関わりのある家系では、「大仏(おさらぎ)」という名字の一族もいるのです。完璧に当て字でもあるので、「おさらぎ」と読めないのが普通でしょう。

文化財としての鎌倉の大仏

鎌倉の大仏鎌倉の大仏は、銅造阿弥陀如来坐像として、国宝に指定されています。鎌倉時代を代表する仏教彫刻として、貴重なものだと認められているのです。ほとんどが作られた当時のままであるということも大変貴重なものです。境内には、2代将軍徳川秀忠が所有していたと言われている、聖観音像を観月堂に安置しています。有名な与謝野晶子の歌碑も境内にあります。

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