スペアミント【魔法の香辛料ノート】

スペアミント

辛さ4
香り0
色付け0

「(ミドリ)ハッカ」と言う和名でも知られるスペアミント、別名グリーンミントと呼ばれるハーブでその種類は500種類以上も存在しています。その先端が尖った槍状の形「スペア」が名前の由来とされています。そのサッパリとした味わいはお年寄りから子供まで幅広く好まれています。


スペアミントの使い方

主に葉をお湯で抽出してミントティーに、または料理に添えて香り付けに用います。ポプリ状にして手作りの防虫剤として使用する手もあります。乾燥させて保存するのが一般的ですが、余っている様ならミントソースや製氷の際に入れるのも良いかもしれません。見た目的にも涼しげですので、お客様に出すと喜ばれるのではないでしょうか。

スペアミントと相性の良い食材

ベトナム料理には必要不可欠な存在、またイギリス料理でラム肉に添えている民とソースの材料として用いられています。

スペアミントによる効能

食欲増進や消化吸収の促進がありますので、体調が悪い時に摂取すると爽やかな味わいによって体調の不良を改善してくれるでしょう。眠気覚ましや頭をすっきりさせる効果、精神的疲労の回復、リラックス作用もありますので、勉強など集中力が途切れそうな時にはスペアミントの飴やガムを口にすると効果が実感出来ます。その他にも、頭痛の緩和・口臭予防・防菌(防虫)作用と言った効能もあります。
また、普通に食べる分には殆ど問題ありませんが、小児と体を冷やす効果・母乳の出が悪くなる場合がありますので授乳中・または妊娠中の方は出来るだけ控えた方が良いでしょう。アロマなどで使用する際には、敏感肌の人には刺激が強いので注意して下さい。

スペアミントを使った料理のレシピ

スペアミントのパウンドケーキ

素材

スペアミントティー

ホットケーキミックス

バター

砂糖

リンゴ

グラニュー糖

  分量

2袋

100g

100g

70g

2個

1/2個

少々

1) バターを室温で戻して砂糖と一緒にボールに入れ、ふんわりと白っぽくなるまで泡立て器で混ぜます。

2) 卵を少しずつ加えながら混ぜ続けたらホットケーキミックスとスペアミントティーを加え、ゴムベラで粉っぽさが無くなるまでしっかり混ぜます。

3) 型にオーブンシートをひき、そこに生地を流し込んで180度で25分焼きます。

4) 焼きあがったらスライスしたリンゴとバターを塗り、グラニュー糖をまぶします。

5) もう一度180度で15分焼いて完成です。

プリンのスペアミント風味

素材

牛乳

砂糖

キャラメルソース

スペアミントの葉

  分量

500cc

80g

3個

適量

適量

1) 砂糖と卵をボールに入れて泡立て器で混ぜ、温めておいた牛乳400ccを少しずつ加えながら混ぜましょう。

2) 残りの牛乳を鍋に入れ、ミントを加えたら沸騰させます。

3) 香りが移ったらミントを取り出し、1と2を合わせてから漉します。

4) キャラメルソースを型に流し込んで、その上に3を流し入れます。

5) 鉄板に1cmお湯を張って、140度で40分焼けば完成です。

スペアミントを使ったチョコアイス

素材

スペアミント

卵黄

牛乳

生クリーム

チョコレート

三温糖

  分量

13枚

1個

100cc

100cc

40g

大さじ4

1) ミントの葉を洗い、ボールに卵黄と卵を入れて白っぽくなるまで混ぜます。

2) 鍋にミントと牛乳を入れて火にかけ、沸騰する直前に火を止めて暫く置いておきます。

3) 牛乳がうっすらと色付いてきたら葉を取り除き、漉しながら1に加えます。

4) しっかりと混ぜたら鍋に移し、木べらで混ぜながら中火で煮込みます。

5) とろりとしてきたら火からおろし、鍋ごと水に漬けて荒熱を取ります。

6) タッパーなどに移して、冷蔵庫で凍らせます。

7) 固まったら室温で溶かしてから泡立て器で混ぜ、包丁でチョコを細かく刻みます。

8) 泡立てた生クリームとチョコを加え、冷蔵庫で凍らせれば完成です。

コラム

現在の原産地はインドやアメリカと言った温帯地域、起源はユーラシア大陸と考えられています。ペパーミントは香りや甘さは異なりますが、スペアミントと同じシソ科ハッカ属。ペパーミントやスペアミント以外にも、アップルミントやブラックミントなど多種多様になっています。
手作りスペアミントティーは簡単に作れます。新鮮な葉っぱを5枚か6枚用意し、サッと洗ってからカップに入れて熱湯を注いで1分待つだけで完成です。家にミントが余っている方は一度お試し下さい。



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