ナツメグ【魔法の香辛料ノート】

ナツメグ

辛さ3
香り5
色付け1

ナツメグを使う料理といえば、ハンバーグが一番メジャーでしょうか?ハンバーグにおいては、肉の臭みを取るために使われることの多いナツメグ。ですが、ナツメグは、使いどころによっては、他の料理においてもたくさん使いどころのある香辛料です。また、ナツメグには色々な効能があります。では、ナツメグを使った美味しいレシピをはじめとした、ナツメグの使い方についてです。


ナツメグの使い方

ナツメグは、独特の甘い香りが特徴的な香辛料です。使い方としては、パンに入れたり、焼き菓子などに加えたりすると、ナツメグの甘い香りが引き立ちます。また、これ以外にも、ナツメグには肉の臭みをとる効果もあるので、肉料理にも頻繁に使われることが多いです。ナツメグの使い方の特徴としては、火を通すことによって、より香ばしくなるので、基本的にナツメグを使う時は、火を通す前に使うのが理想的です。ナツメグは、とても良い香りのする香辛料ですが、使いすぎると香りが強すぎて香りが反発しあうことがあり、美味しそうな香りではなく、刺激の強い香りになってしまうこともあるので、使用する量に注意してください。

ナツメグと相性の良い食材

肉の中でナツメグと特に相性の良い食材は、ひき肉です。ハンバーグやミートローフ、ミートソースなどのひき肉を使った料理にナツメグは欠かせない香辛料といえます。また、先も書いたとおり、ナツメグは出来上がった料理に振りかけて使う香辛料ではなく、下ごしらえに使うのが主な香辛料です。そのため、パンや焼き菓子を作るにしても、小麦粉などに加えて、生地の状態から加えておく必要があります。

ナツメグによる効能

ナツメグは、昔から人間の体に対して良い効能を持っており、生薬、漢方として使用されてきました。特にナツメグは、体を暖める効果があり、体が冷えやすい冷え性の女性にオススメです。また、その他にも消化器系にも効果もあり、整腸作用、腸内ガスの抑制、下痢防止にもナツメグは活躍します。
ですが、ナツメグの使い方にはちょっとした注意点があり、使い方によっては幻覚が見えたり、トリップしてしまったりすることがあるので、ご注意ください。注意すべき点とは、一度に使うナツメグの量で、一度に5g以上摂取すると、幻覚症状に陥る場合があります。また、妊娠中の方が使用を控えてください。

ナツメグを使った料理のレシピ

ふんわり煮込みハンバーグ

素材

合いびき肉

玉ねぎ

食パン

牛乳

ナツメグ

塩コショウ

しめじ

えのき

デミグラスソース缶

赤ワイン

ケチャップ

ソース

  分量

250g

1/2個

1枚

20ml程度

1個

少々

少々

1パック(小パック)

1袋

1/2缶

大さじ2杯程

50ccくらい

適量

適量

1) まず、玉ねぎをみじん切りにしておき、続いてしめじとえのきを適当なサイズに切っておきます。

2) 次にボウルに、合いびき肉とみじん切りにしたたまねぎ、牛乳、卵、手で細かくちぎった食パン、ナツメグ、塩コショウを加えて、ハンバーグの種に粘り気が出てくるまでよく混ぜ合わせます。また、このときに食パンをちぎるのが面倒なようであれば、フードプロセッサーを使っても構いません。

3) 混ぜ合わせたハンバーグの種を、6個に小分けして、ハンバーグの種から空気を抜きながら、小判型にまとめたらハンバーグの中央をくぼませて、熱したフライパンで焼きます。ハンバーグの両面に、程よく焼き色がついたらフライパンからハンバーグを取り出します。このとき、特別ハンバーグに火が入っているかいないかは、最後に煮込むので気にしなくても問題ありません。

4) ハンバーグを焼いていたフライパンに、デミグラスソース、赤ワイン、水、しめじ、えのきを入れて加熱します。フライパンの中身を混ぜあわせて大よそ中身が煮詰まったら、フライパンの中にハンバーグを入れて、15分ほど煮込みます。仕上げにケチャップソースで味を整えたら完成です。

ホウレン草とトマト

素材

強力粉

薄力粉

全粒粉

ベーキングパウダー

上白糖

ナツメグ

粗挽コショウ

オリーブオイル

牛乳

トマトソース

ウインナー

ホウレンソウ

溶けるスライスチーズ

  分量

80g

80g

20g

小さじ1と1/2

小さじ1/4

小さじ1/8

小さじ1/4

大さじ1

大さじ1

80g

2本

50g

1枚

1) 下ごしらえとして、ウインナーとホウレン草を細かく切り、オリーブ油(分量外)で軽く炒めておきます。さらに、型に薄く油を塗っておき、オーブンを200度に予熱しておきます。

2) 薄力粉、全粒粉、ベーキングパウダー、上白糖、ナツメグ、あらびきコショウをボウルに入れて、スプーンで軽く混ぜあわせてから、炒めたウインナーとホウレン草を加えて混ぜるさらに混ぜ合わせます。ボウルの中身の中央をくぼませて、トマトソース、オリーブオイル、牛乳を順に加えていき、混ぜあわせます。大体ひとまとまりになったら、最後は手でひとまとめにします。

3) ひとまとまりにした生地を、大体4等分して、丸めて用意しておいた型に並べたら、正方形に4等分したチーズを生地にのせます。

4) オーブンも温度を190度に下げて、生地を20~25分かけて焼き上げます。ブレットの中央に竹くしを刺した時に、何もついてこないようであれば完成です。

コラム

実は、若干催眠作用のあるナツメグ。使い方によっては危険ですが、正しく使うととても便利な香辛料です。精神情緒不安定で、眠れない夜というのは、誰しも経験するものですよね?そんな時に試していただきたいのが、ナツメグを少量くわえたホットミルクです。このナツメグを入れたホットミルクは、外国では眠れないお子さんに飲ませるとても一般的な飲み物です。ホットミルクにも上質の眠りを与えてくれる効果がありますが、ナツメグにも、分量を守れば上質の眠りを与えてくれる効果があります。



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