紙生活
新聞紙

新聞紙

昔、駄菓子屋に行って買ったものを入れてくれる袋は新聞紙で出来ていました。今の若い人たちには時代錯誤な話かもしれませんね。新聞紙で袋を作って物を入れたり何かを包むのに、昔はよく新聞紙を使っていました。それ以前だとトイレの紙も新聞紙を切ったものだったそうです。

新聞紙とは

新聞紙なんて説明しなくても誰でも知ってるよ! なんて声が聞こえてきそうです。それでは新聞と新聞紙の違いは? どちらも一緒ですか? 新聞紙は新聞に使われている紙のことです。新聞紙にあらゆる記事を印刷して新聞となるわけです。一般的にはどちらも同じ意味として使われている言葉になります。現在の新聞は、昔の新聞に比べて幾分薄くなっています。紙を薄くすることによって軽くなり、印刷をするときや配達時の効率があがるためです。

新聞紙の原料

新聞紙の原料はほとんどが再生紙です。原料となる木材に含まれている松ヤニのような成分、リグニンがかなりの量で残っているために、日の光にあたると黄色く変色してしまいます。これが、新聞が古くなると黄色くなる原因です。

古新聞

以前は読み終わった新聞は、タンスの引き出しの中に敷いたり(防虫効果があります)、キャベツや大根などの野菜を包んで保管したりして再利用していましたが、現在、そうして新聞紙を使用する人は少なく、廃品回収の対象に新聞紙も入っています。回収された新聞紙は再生紙にリサイクルされます。

古新聞の縛り方

新聞紙をまとめて縛るときに、持ち上げたときにどうしても紐が緩んでしまいます。運んでいるときに崩れてしまわないようにキッチリとした縛り方をしましょう。通す紐は二重か三重にし、思い切り引っ張ってゆるみのないようにし、紐をクロスさせて再度紐を新聞紙に巻き付け、最後にチョウチョ結びをします。ちょうちょ結びをした輪の中に、一方の紐を通して引っ張ると、輪が無くなってキッチリ縛ることができます。

新聞紙の再利用法

廃品回収に出すまで古新聞がたまっていない場合は、様々なシーンで新聞紙を活用できますので、是非試してみましょう。かしこい新聞紙の使い方です。

窓掃除

濡らした新聞紙を丸めて窓を拭きます。次に乾いた新聞紙で水分を拭き取ります。驚くほど窓がきれいになります。新聞紙に印刷されているインクの油がツヤを出しながら汚れを取ってくれるからです。ちなみに、天気がいいと窓拭きをしたくなりますが、窓拭きに適しているのは曇っている日です。曇り空の方が窓の汚れがよく見えるからです。

キッチンで使う

使い終わったあとの天ぷら油、捨てるのも困りますね。オイルポットにとっておけないような油は廃棄しなければいけませんが、そのまま台所に流してしまっては環境汚染になりますし、排水溝にもよくありません。牛乳パックにしんぶんを詰めて、その中に使用済みの油を吸い込ませて捨てましょう。魚をおろすときも、まな板の上に新聞紙を敷いてその上で行うと、まな板も臭くなりませんし汚すこともありません。

新聞紙遊び

新聞紙は遊び道具にもなります。丸めてテープで留めてボールを作り、新聞紙で作ったバットで野球をしたりしても、紙ですので当たってもあまり危なくありません。手品にも使えますし、新聞紙を細長く切ってシッポ取りゲームなどにも使えます。

子供もストレスはたまる

子供だって大人同様ストレスはたまります。大人が新聞紙を持ってそれをぶち破り、次に新聞紙をビリビリに思いっきりちぎって部屋にばらまきましょう。今度は散らかした新聞紙を競争しながらゴミ袋に詰めていきます。わざと負けて子供に勝たせてあげましょう。体を思い切り動かして、子供のストレスもスッキリ解消されますし、最後には新聞拾い競争をしますので、部屋も散らからずにいい遊び方だと思いませんか?


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