紙生活
包装の紙

包装用の紙

包装に使う紙といったらデパートなどで使う包装紙でしょうか。その他にもダンボールも紙袋も厳密に言えば包装用の紙の部類に入るでしょう。昔は新聞紙が包装紙の役割を果たしていましたが、今では用途に合わせた様々な包装用の紙があります。

様々な包装用の紙

日本での過剰包装が問題視されてから久しくたち、今ではそんなこともあったのかという風潮ですが、現在もなお、様々なものに包装が施されます。お中元やお歳暮などのご進物品はもちろんのこと、誕生日やクリスマスのプレゼントなどにも箱の中から外の包装紙まで、これでもかというくらいの装飾を施したものまでありますね。プレゼントなどは、素敵なラッピングをされていれば嬉しいですが、包装紙をはずしたあとの箱や紙は、結局はゴミになってしまいます。せめて自分用の買い物には包装を断る勇気も必要だとは思いませんか?

包装に使われる紙

包装に使われる紙は無地のものや派手なもの、店舗の名前の入ったものなど様々あり、和菓子を包むときは落ち着いたイメージの包装紙や、おもちゃを包むのには子供向けにポップな感じの包装紙を使ったりします。電化製品を梱包しているダンボール紙なども包装紙の中に入るでしょう。薄い包装紙で包んだ贈り物をいただくと、中身が何だか箱に書いてある字が読めてしまう時があります。こういうときは、ちょっと包む側も考えてくれればいいのに……などと思ってしまいますが、包装する側からすると、あまり厚い包装紙だとかなり包みづらいんですよね。ほどよい厚さで中身に合った雰囲気の包装紙を使ってもらいたいものです。

イベント時

バレンタインデーやホワイトデー、クリスマスなど、何かイベントがあるたびにデパートや大型スーパーなどでは特設会場まで設けて売り出しに躍起になります。包装要員も専門で置くくらいの大イベントと言っていいでしょう。Xデーが近づくと、包装要員は目の回る忙しさになります。次から次へと運ばれてくる包装希望の商品。バレンタインデーやホワイトデーの商品ですと、最初から包装されて山積みされているものもありますがそればかりではありません。例え100円の商品でも包装してもらいたいのが客側からの思い。それに答えるべく包装要員は必死になって包みます。毎年の事ながら見ていて気の毒になってしまいます。あまりにも忙しそうで待ち時間も長く、自分で包装できるのであれば、包装紙を買って帰った方が早そうですよ。

デパートでの取り組み

私たちがデパートで買い物をして品物を包んでもらう包装紙ですが、帰宅してからはほぼ間違いなくゴミ箱行きでしょう。それでも包装紙1枚にもコストはかかっています。そんな紙に対する無駄をなくそうと取り組んでいるデパートもあります。包装の失敗による包装紙の無駄をなくする努力、また、お客様への簡易包装の呼びかけなどを行っているデパートがあります。ギフト商品で、熨斗をかけたい場合でも、簡易包装だとあらかじめ熨斗を印刷してある包装紙で包装することも可能です。ギフト商品の包装ほど過剰包装と呼べるものはありません。商品を入れる箱、商品を包む包装紙、それにかける熨斗紙。これだけ手間をかけても行き着く先はゴミ箱です。無駄だとは思いませんか? こういう無駄を少しでもなくそうとするデパートは少なくありません。客である私たちも環境保護の意味も込めて、少しでも協力していきましょう。

海外の包装

外国の包装紙、特にお菓子などの包装紙は奇抜で斬新なデザインのものや、あか抜けていて格好のいいデザインのものが多くあります。それを切り抜き、ポストカードに貼ったりノートの表紙に貼ったりするとおしゃれで素敵な仕上がりになります。英語で文字が書かれているのが格好よく見せているのでしょうか。フレームに入れて飾るだけでもインテリアの一部になります。日本の包装紙でも応用がきくのではないでしょうか。物を包むのだけが包装紙の役割ではありません。立派なインテリアの一部になるのです。

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