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交響曲第七番
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交響曲第七番1812年頃に制作された交響曲第七番は、ベートーベンの交響曲の中では第一番・第二番・第八番に並ぶマイナーな存在であったといえます。ただ、バレエ音楽を思わせる明るい雰囲気を持っているためそれなりに人気がある楽曲ではあったようです。 交響曲第七番再評価のきっかけとはそんな、ちょっとマイナーな交響曲第七番がベートーベンの代表曲として再認識されるようになったのが、前述の「のだめカンタービレ」の影響なのです。いわゆる「月九枠」こと月曜日夜九時に放映されたテレビドラマ版「のだめ」は、上野樹里・玉木宏主演で製作され大変な人気を呼びました。交響曲第七番はドラマ版「のだめ」の主題曲として使用され、クラシック音楽を学校の授業でしか聴いていなかった若者層にも強く浸透するきっかけを作ったのです。 「のだめカンタービレ」とは?「のだめカンタービレ」は、音楽家を志望する若者たちの群像劇を描いた二ノ宮知子原作の漫画です。「カンタービレ」は音楽記号で「歌うように」という意味があります。ストーリーは、国際的な指揮者を父に持ちながら幼少期のトラウマで飛行機にも船にも乗れず、海外留学を夢見ながらも国内で燻っていた指揮者志望の音大生・千秋真一が、偶然からマンションの隣室に住む「のだめ」こと野田恵に出会い、仲間たちとオーケストラを結成し指揮者としてのキャリアを積み重ねていくという物語です。原作コミックは17巻まで発売されており、人気コミックのランキング上位を走っています。ドラマは、2006年10月から全11話が放映されており、2007年の時点ではアニメ版が放映されています。 「のだめ」と交響曲第七番の関係「のだめカンタービレ」と交響曲第七番が関連付けられるようになったのは、原作コミックで千秋とのだめのターニングポイントになる楽曲として扱われたことがそもそもの始まりです。ドラマ化の際にも、原作者からの要望として「主題曲は第七番」という条件を出されていたとも言われています。交響曲第七番はドラマでの主題曲としてだけでなく、アニメ版主題歌の「こんなに近くで…」(歌:Crystal Key)にもメロディラインが転用されており、「のだめ」と交響曲第七番を切っても切り離せない関係にしているのです。 交響曲第七番とはどんな曲か
交響曲第七番の全体的な作風
交響曲第七番の真価この交響曲第七番は、いわば「役者を必要としないバレエ」であり「筋書きのないオペラ」なのです。そのため、批評が真二つに分かれてしまったのです。交響曲第七番は、演奏者にとっても評判の分かれる楽曲であるといえます。「名演奏の続出する楽曲」であると評され、また「この楽曲を指揮すると、どんな楽曲よりも精神的に消耗する」とも評されています。そんな交響曲第七番だからこそ、現代においても通用しているのでしょう。 |
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