砂糖などは結晶を作るのが難しいのですが、ミョウバンはうまくいけば大きな結晶を作りだすことができます。ただし、ミョウバンは2種類のものを用意しなければいけません。大きいものを作るには夏休みや冬休みの最初に行っても最後の日までかかるかもしれません。手間がかかるのは最初だけですので、休みの最初に手がけて大きな結晶作りにチャレンジしてみましょう。
カリウムミョウバン250gに熱湯2リットルを入れて、完全に溶けるまでかきまぜます。 さわれるくらいの熱さになるまで冷ましてペットボトルに詰め替えます。これが母液になります。
母液が出来たらペットボトルで1〜3日そのまま保存してから使います。底に不要物がたまってしまったばあいは、上の液だけ使います。まぜないようにしてください。
底の平らなプラスチック容器に母液を1リットル入れて、アンモニウムミョウバンの粒を並べます。くっつかないように間隔をあけて並べましょう。
母液が結晶にかぶる目安として、夏は種結晶から1センチ以上上に、冬は10センチ以上になるようにしてください。 作り始めから2週間くらいまでは母液を補充しながら毎日種結晶の向きを変えましょう。
面積の小さい面を下にするときれいな形になっていきます。 母液が足りなくなったら最初の作り方で作り足しましょう。 育てる環境は涼しくて温度変化のあまりない場所にしましょう。
母液が濁ったときは、鍋で温め直すと透明にもどります。冷めてから使いましょう。 休みが終わって学校に結晶を持っていき、その後自宅に持ち帰ったあとも結晶を育ててみましょう! どこまで大きく育つかな?