自分でメダカをかっている人も多いです。メダカの観察(かんさつ)をする前に、メダカはどんなものなのかを知る必要がありますね?ちょっとだけメダカの学習をしましょう。
メダカは体の大きさが4センチほどの淡水魚(たんすいぎょ)です。日本ではもっとも小さな淡水魚(たんすいぎょ)で、昔から観賞魚(かんしょうぎょ)として親しまれてきました。いろんな種類がいますが、お店で売られているものは野生のメダカではありません。
めだかの観察をするのにてきしているのは、メスが1匹とオスが数匹いると、産卵(さんらん:卵をうむこと)の様子も観察できるでしょう。メダカは丈夫な魚ですが、水質や水の温度の変化に非常に敏感(びんかん)です。水そうの水をかえるときに、冷たい水を入れてしまったら、あっというまに動かなくなって、何匹かは天国に行ってしまいました。水かえは、1日くんでおいたカルキをぬいた水で、それまで入っていた水そうの水の温度と同じくらいの水で入れかえます。エサのあたえすぎも水をよごしますので、あまりあたえすぎないよう。
オスのメダカは背びれに切れ目が入っています。しりビレもメスよりも長くて大きいのが特徴です。メスのメダカはおなかが少し大きいです。しりビレも小さく、卵をうむ時期になると少しオレンジ色になります。
めだかをしいくするのにいい水温は18~28度です。40度近い温度でも大丈夫と言われていますが、あえて水を温かくすることもないでしょう。水の温度が20度以上になった5~8月の間にめだかは産卵(さんらん)します。毎日10個以上の卵をうみます。
注意深く水そうの中を見ると、水草に卵がうみつけられているのが発見できます。メスがおしりに卵をぶら下げて泳いでいることもあります。卵をそのままにしておくと、他の大きなメダカに食べられてしまいますし、仮にかえってもフィルターにまきこまれてしまいますので、卵だけ別な入れ物にうつしかえなければいけません。別な入れ物にうつしかえたら、水草をたくさんいれてあげましょう。卵を観察して、イラストにしておきましょう。生まれる少し前の卵の中には、赤ちゃんめだかの目が二つできてきています。
卵がかえったら、あたえるエサは稚魚(ちぎょ)用のものをつかいます。つぶが大きいと食べることもできませんし栄養もかなり必要です。どうしても稚魚(ちぎょ)用のエサが手に入らなければ、普通のめだかのエサをすりつぶして、ほんの少しだけあたえてください。あるていど大きくならなければ、大人のめだかと同じ水そうに入れることはできません。食べられてしまいます。自分も赤ちゃんめだかを水そうに入れて、いっしゅんのうちに食べられてしまった経験があります。
めだかの観察をしたことをレポートにまとめましょう。大きな紙にイラストといっしょにかくと見やすいでしょう。オス、メスの数や水の温度、いつ卵をうんで、何個、別な容器にうつしかえたか、どのくらいで卵から赤ちゃんが生まれたか、水をかえるときに注意したこと、その他の気づいたことなどをまとめたほうがいいです。めだかの世話をしていて、あれば便利だな~と思ったものなども書きこんでおくといいですね。