まず調べるのは、歴史の中でどんな有名人がいたかを調べます。社会の教科書からでもいいですし、図書館に行って、歴史の本を借りてきてもいいでしょう。大変なのは50音分の有名人を集めなければいけないということです。もちろん歴史上有名な人であれば、日本人でなくてもかまいません。黒船(くろふね)で日本の歴史に名前を残しているペリーなどでもいいのです。この場合は「ぺ」ではなく「へ」としてあつかってもいいでしょう。50音の中の「を」「ん」は作りませんので、実際は44人分の人物を調べることになります。
調べるときのポイントは、人物をさがしたら、その人物が何をした人物なのか、ノートに書きましょう。人物の名前が必ずカルタの一文字めにならなくてもいいのです。例えば、「茶道(さどう)を作り上げた千利休(せんのりきゅう)」というふうにノートに書いておき、カルタを作るときは、「さ」からはじまる読み札を作り、千利休の顔をかいて「さ」の取り札としてもいいのです。
- カルタにする厚紙 (読み札44枚、取り札44枚)
- サインペン
- 色鉛筆や絵の具
歴史上の人物や、そのエピソードが調べられたら、いよいよカルタ作りに入ります。どうしても人数分集められなかったら、人物ではなくても、歴史に関係のある、古墳(こふん)や寺院(金閣寺など)を取り上げてもいいでしょう。でも、これらにも必ず関わっている人物がいますので、エピソードの中に、建物の名前や古墳(こふん)の名前を入れるようにしてもいいですね。
大きな紙しかなければ、カルタの大きさに紙を切って、全部で88枚用意します。(4×6センチくらいだと大きめですが絵をかきやすいです) |
88枚全部の紙の右上に、読み札の一文字目になる言葉を入れる○を書きましょう。 |
次ぎにサインペンで、読み札を書いていきましょう。自分で調べたノートを見ながら、エピソードを書き込みます。読む人が読みやすい、短くてわかりやすい文章にします。 |
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次ぎに、読み札と照らし合わせながら、文章に合った絵をかいていきます。このとき、サインペンでかいてから色をぬると、絵が見やすくなります。 |
これで歴史上の有名人カルタは完成です。繰り返しカルタ遊びをしながら、歴史のことも覚えられるので、勉強にもなります。 |
歴史上の人物を調べるときに、資料を見ながら顔を先にかいてしまってもいいでしょう。読み札と絵が合っていなければいけませんので、両方を照らし合わせて確認しましょう。 |
1~2年生の人や、3~4年生の人は、歴史(れきし)をしらべてカルタを作るというのは、ちょっとむずかしいかもしれませんね。そこで、有名人(ゆうめいじん)カルタを作ってみましょう。かならず有名人(ゆうめいじん)でなくても、色々なカルタが作れますよ!
1~2年生だとテレビに出ている芸能人(げいのうじん)やアニメのキャラクター、むかしばなしシリーズで、カルタ作りもいいですね。よみふだと、とりふだをべつべつに作ると、こんがらがってしまうので、よみふだと、とりふだをいっしょに、作っていきましょう。
作りかたは、高学年(こうがくねん)といっしょです。 |
とりふだは、色エンピツでかきましょう。 |
よみふだは、さきに、まちがってもいいように、エンピツで書いてから、上からサインペンでなぞりましょう。 |
3~4年生だと、自分のまわりの有名人、自分の知っている歌や童謡(どうよう)の曲名で、カルタを作るのもいいでしょう。取りふだは、自分がその歌を聞いて、思いえがくふうけいや情景(じょうけい)をかいてみましょう。ちょっと高学年向きよりですが、国旗(こっき)カルタ作りもおすすめです。世界の国旗(こっき)を調べて、とりふだにかいて作ります。国旗(こっき)を覚える勉強にもなります。読みふだはもちろん、国の名前にしましょう。たとえば、日本の場合、カルタの最初は「に」ですね。読みふだは、「にほんのサクラはきれいだな」などとします。何回もカルタをしていくうちに、どの国旗(こっき)がどの国のものなのか、覚えることができます。もう一つおすすめなのが、自分が読んだ小説や童話、物語などをカルタにするものです。教科書で習った物語でもかまいません。一つの物語で、全部のカルタを作るというのも、ちょっとむずかしいですが、いいかもしれません。
アレンジ編として、地図をヒントに、地理カルタもおもしろいですね。どんな国なのか、有名な行事やできごとを読み札に書いて、カルタを作ってみましょう。日本の地名カルタや電車の駅名カルタ、スポーツ選手カルタなど、色々なアレンジでカルタが作れますね。