この自由研究に取り組むにあたり、絶対に、子供だけで行わないようにしてください。子供に自主性を持たせつつ、必ず大人の方が一緒についているようにしてください。
山、川、海、どの生き物を調べるにしても、絶対に子供だけでは行かないようにしましょう。必ず大人の人と一緒に行動してください。川や海に行く場合、絶対に深い所まで入ってはいけません。山に行く場合も、絶対に道からそれた所を歩かないようにしましょう。
山には様々な生き物がいます。動物や昆虫、植物など、生き物の宝庫ですね。動物だけにしぼってしまうのは、ちょっと難しいかもしれません。
鳥などは、見つけやすいかもしれませんが、その他の動物は、きっと姿を見せてはくれないでしょう。見つけられなくても、その山に、どんな動物が住んでいるのか、事前に調べてレポートにまとめてみましょう。
目的は昆虫採集ではないので、昆虫を見つけたら、写真にとっておきましょう。草の中や木の枝など、どこで見つけたのか、記録しておきます。石の下にもきっと色んな昆虫が、かくれていますよ。
場所が山なので、まわりは植物だらけですね。ふだん目にしない、めずらしい植物もあるかもしれません。むやみやたらに枝をおったり、草木や花、実を取ったりしないで、これも写真におさめましょう。平たい場所、斜面、どんな場所に生えていたかをメモしておきましょう。
川にも色々な生き物が住んでいます。魚はもちろんのこと、水中に住む昆虫もいます。どんな生き物がいるのか、さっそく調べてみましょう。もし顕微鏡(けんびきょう)を持っていたら、川の水をのぞいてみるのもいいですね。目には見えない生き物を見ることができます。
調べるのは、浅い所にいる魚だけにしましょう。大人の人と一緒なら、釣りをしながら調べるのもいいかもしれません。それなら深い所や岩かげにいる魚も調べられますね。泳いでいるので、写真をとるのは難しいかも……がんばってトライしてみましょう。
トンボの幼虫のヤゴなどは、水の中で生活しています。流れのおだやかな所を調べてみましょう。浅い所の川底をすくって、白いビニールシートの上などで広げてみると、中から水の中に住む昆虫が出てくることがあります。写真にとったり、絵にかいたりして、水の中にもどしてあげましょう。
海の生き物を調べるときは、砂浜よりも岩場の方が、色んな生き物と出会えます。潮が引いた後の、海水がたまった岩のくぼみを見てみましょう。取り残された魚や、岩にくっついた貝、イソギンチャクやヒトデもいるかもしれませんね。岩のかげには小さなカニがいることもあります。潮は引いたあとの岩場は、生き物の宝庫です。海草も、色んなものがはえているかもしれません。
調べるのが終わったら、写真をとってきたもの、イラストにかいた物の、名前を調べる必要があります。図書館などで調べてみましょう。もし、名前がわからなくても、そのまま正直に「わかりませんでした」と書きましょう。種類や名前を調べたら、画用紙やケント紙に、図鑑のように、写真つきやイラストつきでまとめましょう。
- 観察した物の種類、名前
- 観察した日、生息地、場所(川だったら浅い所や川底、昆虫だったら木のみきや、草むらなど)
- 調べた日の天気や時間
- 大きさ、植物だったら高さなど
- 調べていておもしろかったこと、大変だったこと、わかったことなどの感想
これらの他にも、自分で気づいたこと、記録しておきたいことがあったら、どんどん書き込みましょう。