大型スーパーなどが増えてきて、一つの建物の中で買い物が全て済んでしまう時代ですね。地元商店街では八百屋さんあり、魚屋さんあり、肉屋さんあり、床屋さんや洋服屋さん、電気屋さんもあるかもしれませんね。個人病院もあるでしょう。個人個人の店が集まってできたのが商店街です。地域に密着している場所にもなっていて、生活には欠かせない存在なのです。しかし残念なことに、近年では商店街の中でもシャッターの閉まっている場所が多いそうです。なぜそうなってしまったのでしょうか。やはり大型スーパーやコンビニエンスストアの影響でしょう。大型スーパーなどは確かに便利ですが、商店街でも一通りの物をそろえることができます。会計が一度にできるかできないかの違いではないでしょうか。この自由研究を通して、商店街の良さを再確認してみてください。きっと大型店にはない魅力(みりょく)が見えてくるはずです。
商店街マップを作るために調べてみて分かってくるでしょうが、商店街の魅力はスーパーマーケットと違い、顔なじみになるとお店側とお客側で会話が生まれます。おまけもしてくれるかもしれません。大型店のように、店対人なのではなく、人対人なのです。スーパーやコンビニエンスストアのようにその場限りのお客ではないのです。商店街は買い物をする場所というだけではなく、人と人との距離や関係が近くなる場所でもあるのです。
では実際に商店街マップを作っていきます。実際に自分の足で歩いてみましょう。面白い看板や特徴なども記録します。おもしろいおじさんがやっている店、いつも安くものを販売している店、なども記録しておきましょう。地域の商店街それぞれに特徴があります。飲食店の多い商店街や、洋服屋さんの多い商店街など、その特徴もメモしておきましょう。見慣れないものがあったら写真に収めるなどしておきます。お店の人の許可があれば、お店や看板を写真にとらせてもらいましょう。勝手にとることは絶対にやめましょう。自由研究で商店街マップを作っているということをきちんと告げてからにします。お店の人に話を聞くことができるようであれば、そのお店のお勧めの商品を紹介するのもおもしろいでしょう。古いお店には開店してから何年たつのかも聞いてみましょう。
大きな紙の真ん中に自分で調べた商店街の地図を書きます。紙のまわりには調べた特徴や写真などをはって、説明やコメントを入れましょう。商店街を歩いてみた感想や、自分から見たお店の工夫、どうしてその場所にお店が集まっているのかなどの意見や感想も書き込みましょう。店を色分けすることも大事です。同じ種類のお店は同じ色をぬるとわかりやすくなります。八百屋さんであれば緑にぬる、床屋さんは青、肉屋さんはピンクというように統一すると、商店街に同じ職種の店がどれくらいあるのかが分かりやすくなります。
学校の周りや校区のマップを作ってみましょう。かなり広い範囲になるのでチームを組んで共同で行いましょう。学校の周りのお店はもちろんのこと、地図記号を使って校区マップを作ってみましょう。暗くなると人通りが少なくなって注意しなければならない場所、街灯が少ない場所、24時間営業の店があっていつも誰かがいる場所、交番や消防などを書くと、安全マップにもなりますね。商店街マップや校区マップ、安全マップはあくまでもヒントです。自分なりに工夫したマップを作ってみてくださいね。