イルカの1日
「いるか」は毎日どのように過ごしているのでしょうか。イルカには夜行性のイルカと昼行性のイルカがいるのですが、どのように違うのでしょうか。また、野生イルカと飼育イルカの生活も大きく異なります。イルカウォッチングの参考にしてくださいね。
野生イルカの1日
「イルカとふれあう」でも触れていますが、イルカの生活の中心は、餌を採ったり、移動したり、休息することで1日の大半を占めています。イルカの生活環境によって昼行性、夜行性と生活時間は異なります。
イルカはお昼頃になると休息を取るため、なかなか人間の前には姿を現しません。呼吸のために浮かんできたところを近づいたら逃げてしまった、というのはお昼寝の最中なんですね。昼行性のイルカは夜にも休息を取っています。
早朝:遊ぶ
10時頃:遊ぶ
11時頃:移動中
12時頃:休息時間
15時頃:遊んだり、餌を採る
飼育イルカの1日
「いるか」の睡眠は、左右の脳を交互に休ませているため、眠るための時間というのは必要としていません。人間のように両方の脳が眠る状態になるのは、わずか5分程度といわれています。
「飼育いるか」はショーの合間に休憩を取ります。「飼育いるか」は昼行性ですが、夜行性の「いるか」が施設に来た場合も、飼育されることによって昼行性に慣れていきます。
9時頃:健康チェック・朝食
10時頃:イルカショー出演
11時頃:ショーのトレーニング
12時頃:昼食
13時頃:イルカショー出演
15時頃:イルカショー出演
16時頃:飼育員とコミュニケーション
イルカの観察をするなら
飼育下の「いるか」は、観察することによって健康管理を行います。野生の「いるか」の場合、無理に近づいたり触れようとすると、「いるか」の大切な社会行動を乱すことにもなりかねません。
観察をするなら「いるか」のほうから近づいてくるのを待つ気持ちでいましょう。「いるか」が活発に動いている時間を狙い、休んでいるときはそっとしておきます。
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