ハイビスカスで南国気分♪
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ハイビスカスの園芸種

花屋さんなどで販売されているハイビスカスのほとんどは園芸種と呼ばれるものです。何度も品種改良が重ねられ、今では5000以上もの品種が存在し、大きくオールドタイプ、コーラルタイプ、ハワイアンタイプに分けることができます。

園芸種の魅力

ハイビスカスに限らず、どんな花でも園芸種というのは、形や色のバリエーションが豊富ですよね。そこが園芸種の魅力ではないでしょうか。眺めているだけで楽しい気分にさせてくれます♪

花色、花の形状、葉の形状、香り、全体のバランスなど…見どころ満載なのが園芸種の特徴です。冒頭でも触れましたが、ハイビスカスの園芸種はさらにオールドタイプ、コーラルタイプ、ハワイアンタイプに分類されます。三者三様の良さを楽しみましょう!

オールドタイプのハイビスカス

オールドタイプは、ハイビスカスの種類の中でも交配された年代が古くて、3つ目の項目で紹介するハワイアンタイプのもとになった品種の総称をいいます。オールドタイプのハイビスカスの特徴としては、よく育ち、花もたくさんつきます。また、色も赤、ピンク、黄色、クリーム色などとシンプルなものが多いですね。模様があったり、さまざまな色が混ざり合ったりしていないので派手さはありませんが、それもスッキリとした花を咲かせます。花の大きさは中輪や小輪のものが多く、葉には深い切れ込みがあって、枝は細くてとてもよく伸びます。

オールドタイプの園芸種には…レモンイエロー、カルメンイエロー、サニー、ペインティッドレディなどが挙げられます。このオールドタイプのハイビスカスは日本で一番よく見られる園芸種なんですよ。

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コーラルタイプのハイビスカス

コーラルタイプは、フウリンブッソウゲをベースにして交配された品種の総称をいいます。 フウリンブッソウゲと同じように花びらの縁に切れこみが入っていて、細くて垂れた枝の先にたくさんの小さな花が咲きます。色は一般的に赤系統が多いですね。沖縄で見られる品種には、少しだけ花首を下げて咲くけなげな雰囲気の「アーチェリー」、花が小ぶりで可愛らしい「ピンクバタフライ」などがあります。コーラルタイプのハイビスカスは丈夫で、育てるのが簡単なことも多くの人に親しまれている理由の一つではないでしょうか。ただ寒さに弱いので、温帯地域では見かける機会が少ないでしょう。このほか、レッドフラミンゴ、オレンジフラミンゴ、コーラルレッド、アイスピンクなども代表的な品種ですよ。

ハワイアンタイプのハイビスカス

ハワイアンタイプは、その名の通りハイビスカスの原産地でもあるハワイで何度も交配を繰り返し、誕生した品種の総称をいいます。ハイビスカスの園芸種の中でも一番多いのがハワイアンタイプなんですよ。このタイプは花が大きく、枝は太く、豪華で色彩豊かな点が特徴的ですね。観賞用に向いている品種と言えるでしょう。こういった華やかさはハワイの壮大な風景にもぴったり合います♪一枚一枚の花びらの幅が広くて、しかも花びら同士のすき間がほとんどないため、多くのハイビスカスが丸に近い形に見えます。これもハワイアンタイプのハイビスカスをボリュームあるものに感じさせている理由かもしれませんね。花全体の形と同じように葉も丸みを帯びています。

以前はハワイでよく行われていた交配も今ではあまり行われなくなりました。代わりにアメリカのフロリダ州やオーストラリアのクイーンズランド、ニューサウスウェールズ州などで新たに品種改良が行われています。

主な品種にマドンナ、エンゼルイエロー、キャンプファイヤーガール、ルイスベネットなどが挙げられます。

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