ハンバーグ雑学でハンバーグ博士になろう

ハンバーグ雑学

ハンバーグは、我々日本人の中に定着しており、普段は何の意識もすることなく食べているものだと思います。
夕食のおかずにハンバーグが出てきたら、「おお、今日はハンバーグか!」と喜んで食べておしまいというのが普通でしょう。それくらい、全く意識することなく食べているハンバーグですが、知っているとちょっと得した気分になれますよ。

ハンバーグ雑学

ハンバーグの原型は、タルタルステーキを焼いたものであるといわれています。元々タルタルステーキは、タタール人が食べていた生肉の料理で、生肉をミンチ上にしたものに生卵をのせて混ぜて食べるという単純なものでした。

そのタルタルステーキを焼いたものがドイツのハンブルグで作られ、それがハンバーグの原点のようです。
ハンブルグで作られたことからハンバーグと呼ばれるようになったようですね。

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日本にはハンバーグの原型と言えるものが存在していた?

5500年以上も昔の遺跡である押出遺跡というところから、ハンバーグの原型ともいえるものが出土しています。ここで炭化したある物体が発掘され、それを化学分析したところ、シカやイノシシの肉、卵などが入っており、それを発酵させたものだったそうです。
これを当時の人たちがどのように調理したのかまでは定かではありませんが、少なくともハンバーグのタネになるものをこの時代に作っていたことだけは確かです。

ハンバーグとアメリカで言っても通用しない?

ハンバーガーうとそれはドイツの都市ハンブルグのことだと判断されてしまいます。

では、英語でハンバーグは何と呼ぶのかというと、「ハンバーガー」となります。
日本でハンバーガーといえば、それはあのパンにハンバーグを挟んだものを連想しますよね。ハンバーグは英語っぽいですが、実はハンバーグを正しく表した言葉ではないのです。

日本にいる間は全く考慮しなくてもいい事ですが、アメリカなどに旅行に行ってハンバーグを食べようとして「ハンバーグプリーズ」とか言っても全く通じないので注意しましょう。

ハンバーグステーキとソールズベリーステーキ

アメリカでは、ハンバーガーステーキといえばソースをかけていないハンバーグステーキのことで、ソールズベリーステーキといえばソースをかけてあるハンバーグステーキのことを指すようですが、基本的にはほとんど一緒のものです。では、なぜアメリカではこのように2つの名前が使われているのでしょうか。

ソールズベリーステーキという名称は、ソールズベリー博士という人が「ハンバーグをたくさん食べましょう」と提唱したことからその名が付けられたのですが、この時期が問題でした。

ソールズベリー博士が逝去してからまもなく、世界は第一次世界大戦になってしまいます。当時アメリカは中立を保っていましたが、後になって参戦してくることは歴史の勉強をしている人であればわかると思いますが、この時、戦争の相手国にドイツがいたことから、「ハンバーガーは敵性語なので使わないようにしよう」との理由でソールズベリーステーキという名前が使われるようになったらしいです。

なんだか、日本でも似たようなことがあった気がするのですが・・・。どこの国でも、考えることは一緒ということでしょうかね・・・。

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ハンバーグとレトルトハンバーグ

レトルトハンバーグ

ハンバーグは、肉が高価な食材だった頃、安価で作ることのできる料理として広く定着していった背景があります。

それと時を同じくして、レトルトハンバーグもメーカーから提供されるようになり、ますます普及が促進されました。このハンバーグの普及に一役買ったレトルトハンバーグは、1962年にマルシンから発売されたものが始めてのもののようです。とはいっても、今の我々が連想するパックに入っている味付けされたレトルトハンバーグではなく、フライパンで焼けば完成という形のレトルトハンバーグです。
この商品は今でも販売されているので、購入することは可能です。

我々がイメージする真空パック入りのレトルトハンバーグが登場するのは1970年代に入ってからで、実は本来のレトルトハンバーグの歴史は30年そこそこしかないのです。しかしながら、レトルト食品が初めて世に出たのが1969年の事ですから、レトルト食品の歴史から見ればハンバーグは初期食品に分類していいと思います。

投稿者プロフィール

ハンバーグ調査隊「ジェシカ」
ハンバーグ調査隊「ジェシカ」
ハンバーグ調査隊のジェシカは新しいハンバーグ店を見つける監視役。新しくオープンする店を見つけたら必ずお店に行き食してきます。ハンバーグという料理にとにかく目がないの。新しいお店を見つけると原料とかつなぎに何をつかってるかとかとにかく、調べてまくってます。新しい商品をどんどん紹介します!
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