お風呂上がりや食事のあとの口直しに一口食べる人は多いですね。アイスクリームと並んで人気なのがソフトクリーム。観光地などでは御当地オリジナルのソフトクリームが販売されていて、そこでしか食べられない味があります。
なんとアイスクリームの歴史は冷蔵庫などのない紀元前から始まっています。もちろん現在のような以上のものではありませんが、乳製品を雪や氷で冷やして食べられていたようです。
中国で牛乳を凍らせたものを食べたマルコポーロが、その製造方法をイタリアに伝えたとも言われています。
アイスクリーム自体はイタリアで1550年頃に考案されました。日本で初めてアイスクリームを食べたのは、1860年に咸臨丸でアメリカに渡った使節団とされています。
1869年には「あいすくりん」というネーミングで横浜の氷水屋で初めて製造販売されました。
これが5月9日だったことから、この日を「アイスクリームの日」と日本アイスクリーム協会が定めています。
一方、ソフトクリームの歴史はいつ頃からだったのでしょうか。紀元前2000年頃に牛乳を煮たものを雪などで冷やし、柔らかくして食べたものが中国にあり、これが始まりとされています。日本には1951年7月3日にアメリカ独立記念日を祝って、アメリカがソフトクリームの店を始めたのがきっかけとして広まりました。この年の9月に本格的に百貨店などで販売され、人気がでました。ちなみに7月3日が「ソフトクリームの日」に定められています。
日本には「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」により、アイスクリームは以下のように分類されています。
・アイスクリーム:乳固形分15%以上、乳脂肪分8%以上のもの
・アイスミルク:乳固形分10%以上、乳脂肪分3%以上のもの
・ラクトアイス:乳固形分3%以上
アイスクリームメーカーを使って簡単にアイスクリームを作るのもいいのですが、アイスクリームメーカーをお持ちではない家庭の方が多いですね。そこで簡単なアイスクリームのレシピの紹介です。
・牛乳 500cc ・生クリーム 100cc ・卵黄 2個分 ・砂糖 100g ・コーヒーなどに入れる粉末ミルクパウダー 大さじ2 ・バニラエッセンス 少々
1.生クリームをつのが立つまで泡立てておく。
2.他の材料を全て入れてよくかき混ぜる。
3.パウンドケーキの型などに流し込んでフリーザーで冷やし、1時間ごとに泡立て器でかき混ぜる
4.4~5時間ほど冷やして固まったらできあがり。シャリシャリ感のあるアイスクリームになります。
シャリシャリ感のない、本格的なアイスクリームの作り方です。ちょっと手間がかかりますが味は満足できると思います。
・生クリーム 200cc ・卵 3個 ・砂糖 60g ・バニラエッセンス 少々
1.卵を卵黄と卵白に分け、卵黄に砂糖20gを入れて湯煎にかけて砂糖を溶かします。
2.砂糖が溶けたら火からおろし、泡立て器で白っぽくなるまで泡立て、バニラエッセンスを加えます。
3.卵白も白っぽくなるまで泡立てて、砂糖40gを3回くらいに分けて入れ、つのが立つまで泡立てます。
4.別のボールに生クリームを泡立てます。つのが倒れるような泡立て方でOKです。
5.生クリームを泡立てたものに、卵黄と卵白を泡立てたもの両方を軽く混ぜます。
6.パウンドケーキの型などに流し入れてフリーザーで冷やします。
7.1時間ごとにかき混ぜ、3~4時間でできあがりです。
元となる作り方はアイスクリームと一緒ですが、ソフトクリームフリーザーと呼ばれる機会で、機会の中で高速で攪拌しながら冷やしていきます。原料に空気を混ぜながら攪拌して、一定の柔らかさになったらできあがりですが、一般家庭で作るのはちょっと難しいですね。