牛乳のむべ
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牛乳と北海道

牛ライン

北海道の牛乳の生産量は全国でも群を抜いて第一位です。やっぱりねと思うでしょう。広大な北海道の土地で酪農をするにはもってこいですから。北海道を拠点として全国展開している会社も多くあります。


ミルクランド北海道

ミルクランド北海道……北海道の人しか分からないかもしれませんね。ミルクランドというテーマパークがあるわけではありません。牛乳離れが進み、全国での牛乳の生産量一位を誇る北海道で、2006年3月、需要供給のバランスのとれなくなった酪農家から集荷した生乳(せいにゅう)1000tが捨てられ、酪農家は生乳(せいにゅう)の減産の傾向を強めているとするもので、酪農家達の現場の努力に私たちも報いようと、もっと牛乳を飲みましょうという運動のことです。捨てるくらいなら乳を搾らなければいいのに……と思うのは私たち素人の考えなのです。乳の張った乳牛をそのままにしておく訳にはいかないのです。病気になってしまいますし、搾乳しなければこの先、乳のでない乳牛になってしまいます。捨てるのを分かっていながら搾乳しなければいけないのです。

繰り返す牛乳離れ

ずいぶん前ですが同じ事が北海道でありました。「ミルクランド北海道」の運動名はこの頃からのものなのですが、やはり大量の生乳(せいにゅう)が破棄されました。生乳の横流しを防止するために、白い生乳に食紅で赤く色をつけてから破棄したのです。酪農家にとって、どれだけ苦しくて切ないことでしょう。乳牛は飲まれることのない乳を作り、酪農家はそれを搾って捨てなければならないのです。「ミルクランド北海道」と名付けられたこの牛乳消費拡大運動はテレビCMも流され、北海道のテレビCMでは牛乳とは全く関係ないCMでも「牛乳をもっと飲みましょう」などと流れるほどなのです。牛乳を使った牛乳プリンが発売されたり、コンビニエンスストアなどでもこの運動に参加し、「ミルクランド北海道」のシンボルマークのシールを貼った牛乳を使った製品の販売などもしています。牛乳は飲むばかりではなく料理やお菓子作りにも利用できるものです。牛乳が破棄されるような悲しい現実が起こらないようにどんどん牛乳を飲みましょう。

牛乳の生産地

牛乳となる生乳(せいにゅう)の生産は400万t近くを誇る北海道です。ついで30万tの熊本、26万tの岩手と続きます。この生産量の違いを見ても、北海道がダントツに多いのは一目瞭然です。牛乳離れが起こると北海道の酪農家には大打撃なのです。

牛乳は体にいいのか悪いのか

インターネット上の牛乳に関するサイトの中には、牛乳は体に良いものではないとするサイトも存在します。アメリカでは肉と牛乳の摂取のしすぎによって、骨粗鬆症になりやすいとしているのです。牛乳は子牛が飲むもので人間が飲むものではないと。自然の摂理に反するとしているのです。根拠はあるのでしょうか。牛乳普及協会のWEBサイトを見てみてください。これらに関しての根拠のある反論をしています。

牛乳といえば?

北海道といえば魚介類や蟹、新鮮な野菜、様々な種類の食べ物の宝庫です。中でも乳製品は修学旅行などで北海道にやってきて、食べたソフトクリームのおいしさに驚くそうです。新鮮な牛乳で作ったソフトクリームは格別のおいしさがあります。牛乳を飲みたくなる場所といえば銭湯ですね。どういう訳かお風呂上がりに手が伸びるのは牛乳。フルーツ牛乳やコーヒー牛乳もありますが、昔ながらの瓶入りで販売している銭湯が多いです。よく腰に手をあてて一気に飲むスタイルが茶化されたりしていましたが、お風呂上がりの牛乳は格別のおいしさがありますね。北海道の銭湯で売られている牛乳もおいしいものばかりですよ。北海道に旅行に行って、温泉旅館もいいですが、銭湯に行ってみるのもおもしろいと思いませんか?