当時の金メッキの方法
銅を流し込んで鋳造が終った大仏に、金メッキが施されていました。金10.436両、現在の量に換算すると375kg、水銀58.620両、現在の量で2110kg、2t以上にもなります。金メッキの技法は次の通りです。
金を水銀で溶かす→アマルガムという銀色の液体になる→大仏に塗る→炎で焙る→銀が溶ける→金だけが残る
当時、焙るのには炭が使われました。巨大な大仏を焙る為には、たくさんの炭が必要だったことでしょう。作業にあたった人達の苦労が忍ばれます。ちなみに、使われた銅の量は500t近くになります。