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観葉植物

 

人を癒すもののひとつとして観葉植物があります。観葉植物は、人の目や心を癒します。植物の成長を見て、生命力を感じることのできる観葉植物。それは、私たちにも大きな力を与えてくれるものです。ただのインテリアとしてではなく、自然の生きる力を感じることができます。

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観葉植物とは?
What is the foliage plant?

 

主に葉の形や色を楽しんだり、インテリアとして癒しにもなる植物の総称です。さまざまな種類があり、日本で栽培されている観葉植物は、1000種以上あります。さらに、現在は、海外から輸入されているものも多いです。見て楽しむための観葉植物ですが、間違った育て方をすると逆に枯れてしまうこともありますので、上手に育てるために、成長するための、土壌・光源・空気・水・環境温度に注意して、正しい育て方をきちんと勉強していきましょう。

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観葉植物の選び方
How to choose foliage plant

 

選び方としては、気候や置き場所など、自分の家に合うものを選ぶことが大切になってきます。家の中であっても湿気のある場所や乾燥しやすい場所、日の当たる場所、日の当たらない場所など、条件が変わってきます。その場所に適した観葉植物を探してみてください。ホームセンターや園芸店などでも気軽に手に入りますし、最近では、インターネットの通信販売などでも購入ができるようになり、欲しい観葉植物を取り寄せることも可能になってきていますので、便利なものを利用し楽しく観賞してみてください。

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観葉植物の育て方・水やり・お手入れ方法
How to raise it, watering, and maintenance method

 

一般的な育て方・水やり・お手入れ方法です。詳しくは、各植物のそれぞれの育て方を項目別に説明します。


土の表面が乾いてきたら、水やりをすることが基本です。水は、葉ではなく、根元へ。(ただし、種類によっては、葉に水やりをするだけでいいものもあります。)

鉢の受け皿に常に水がたまっていると根腐れの原因ともなりますので注意です。
観葉植物の葉が大きなものなどは、葉の表面を水拭きしてあげると、いいでしょう。葉の表面をキレイにすることで、呼吸しやすくなり、光合成しやすくなるのです。
常に日陰になっている観葉植物は、たまに、日光の当たる場所に置くことで、強く枯れにくくなります。
枯れた葉は、摘み取ります。そのままにしておくと、他の葉にも影響を与えることがあります。
観葉植物が途中から枯れてしまった場合などは、切り分けて、水差ししておくと新しい根が生え、別の葉が出てくることもあります。

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観葉植物の病気と病害虫対策
Sickness and pest measures

 

観葉植物が病気になったり、害虫が発生する原因となるのは、「高温多湿」「乾燥」「根づまり」「通気が悪い」「病害虫の伝染」などがあげられます。このようにならないために、常に注意しなければなりません。

知っておきたい観葉植物の病気

炭疽病

葉の表面に楕円形で大きめの病班が出来て、その部分から枯れる。

斑点病

葉の表面に、斑点状の病班が出来る。

うどんこ病

葉にうどん粉をふりかけたような白い粉がつく。

灰色かび病

葉や茎に灰をふりかけたようなカビが発生する。

軟腐病

茎や根が油浸状になり腐ってくる。

白絹病

茎に白い絹糸状の菌糸が発生し腐ってくる。

知っておきたい観葉植物の病害虫

カイガラムシ

葉や茎につく、貝のような害虫。排泄物はすす病の元になります。見つけたときはブラシなどで落とします。

アブラムシ

茎や葉に緑色や黒色をした2~4mmほどの虫が大量に発生します。植物の液汁を吸い、生育不良を起こします。

ハダニ

茎や葉に赤色や白色をした0.5mmほどの虫が発生します。植物の液汁を吸い、葉色を黄変させ生育不良を起こします。

ナメクジ

夜間に活動して葉や新芽を食べてしまいます。薄い茶色をした軟体動物。見つけたときは、ピンセットなどで取り除きます。

観葉植物を病気や病害虫から守るために

観葉植物は、風通しの良い場所に置き、きちんと適切な水やりを行います。チッ素肥料をやり過ぎないように注意し、古い土は使用せず、新しい土を使うことも大切です。気になるようなら、鉢にも消毒をしたほうがいいでしょう。常に清潔に 薬剤散布は最終手段として、使用したいものです。

観葉植物一覧


 
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観葉植物の植え替え・肥料・土・植木鉢
Planting substitution, fertilizer, soil, and flower pot

 

観葉植物が大きくなりすぎて、鉢の底から根が出てしまったり、成長が悪くなっているようなら、植え替えが必要になってきます。そういった時は、できれば、古い土をそのまま使うのではなく、新しい土と混ぜるほうがいいとされています。もともとの土に問題があるのならば、新しく土を入れ替えてもよいでしょう。その時に、肥料を入れるわけなのですが、肥料が、根に直接触れてしまうと、逆に枯れてしまうことがあります。あまり入れすぎず、きちんと肥料の与える量を守って、混ぜてみてください。土は、基本的には購入した土で問題はありません。家の外にある土の場合は、しっかりと、土の選別をしないと、家の中に害虫を入れてしまう原因になることがありますので、そこを注意して。もし、土の中に害虫がいるようならば、水を張ったバケツに、植木鉢ごと入れて、1日置いてみてください。その後、しっかり乾燥させれば、問題はありません。最近では、ハイドロカルチャーなど、土のいらない栽培方法もあります。観葉植物によって、使い分けてみるといいかもしれませんね。鉢は、その観葉植物に合う大きさのもので、支柱のいるものなどは、しっかりと支柱を固定できるような植木鉢を選ぶのもポイントです。

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観葉植物の寄せ植え・置き場所
Drawing and location

 

観葉植物は、観葉植物同士で寄せ植えすることができます。この場合、注意したいのは、育つ条件が似ているものを選ぶのがコツ。日照条件が、まったく違う物同士を組み合わせてしまうと、成長しづらいことも考えられます。それぞれの植物の特徴を知っていればいいのですが、なかなかそうもいかないですね。わからない場合などは、購入した店などで、聞いてみるのもいいかもしれませんね。寄せ植えの参考にしたいのは、販売店のディスプレイ。バランスもよく組み合わせもよく、見た目にもよいので、真似ができます。

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観葉植物をインテリアとして
Interior

 

観葉植物をインテリアのひとつとして設置するのですが、ただ置くのではなく、もっと工夫をすると育てていくのが楽しくなります。買ってきてそのままの鉢は、味気がないものです。そこで、鉢を素焼きや陶器製にしたり、ジフィーポットなどの、環境に優しく取り扱いやすいものを利用するなどするのもいいですね。さらに、家の中の観葉植物だって、ハンキングバスケットなどに入れてもおもしろいと思います。土をハイドロカルチャーにすると、またさらに、いろいろと変化を楽しむことができますね。植木鉢で販売しているものでなくても、気に入ったグラスなどで、水栽培することも可能なものはたくさんあります。普通に、水栽培するのではなく、カラーサンドや観葉植物用のゼリーなどもあり、いろいろな色を組み合わせて楽しめます。食卓テーブルなどに、小さなハーブを植えるのに、外国製の空き缶なんか、利用すると、見た目がおしゃれにも感じます。遊び心を取り入れて、気に入ったもので楽しんでみてくださいね。

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観葉植物の役割
Role of foliage plant

 

観葉植物には、ある役割があります。それは、空気清浄化をすることです。「揮発性化学物質の除去」「蒸散作用」の2つの役割を持っています。では、室内汚染される原因とは、どんなものでしょうか?シックハウス症候群やシックビル症候群などになる原因がそう。ホコリ(ハウスダスト)・煙・花粉・カビなどの胞子・ダニの死骸や卵・細菌やバクテリア・ペットの毛・揮発性化学物質(二酸化炭素・一酸化炭素・水素・メタンなど)などが、室内汚染の原因なのです。それをうまく調和、除去してくれるのが観葉植物なのです。観葉植物は呼吸するときに二酸化炭素などの有害な物質を取り込み、根から排出します。排出された有害な物質は微生物によって分解され、酸素を排出します。こうして私たちにきれいな空気を提供してくれています。二酸化炭素を吸収して酸素を排出するという役割は、私たちにとって不可欠なのです。観葉植物は、空気が乾燥した空間では蒸散量を増やし、湿度が高ければ抑えるといった働きをします。室内の空気が常に、快適に保たれているのは、観葉植物のおかげなのです。現在では、マイナスイオンを発生させる観葉植物もあります。実際に、観葉植物を育てることができない場合であっても、今は、光触媒の造花や人工観葉植物なども販売されています。本来なら、自然の観葉植物のほうがいいことは確かなのですが、住んでいる状況によっては、難しいとされることも多いはずです。そんなときに、うまく利用してみるのもひとつのアイデアです。自宅に1つでも、観葉植物を置いてみてはいかがでしょうか?