さっそく波うちぎわをさがしてみましょう。どんな貝が流れ着いていますか? なるべく貝がらの、われていないものを選びましょう。フクロに入れて集めてもいいですが、貝どうしがフクロの中でぶつかり合って、中でわれてしまわないように注意しましょう。できれば、1ヵ所だけではなく、おうちの人におねがいして、何ヵ所かの海に行くのが、のぞましいですね。砂浜にいる貝と、岩場にいる貝では、きっと種類もちがうと思いませんか? 必ず、どこの海で、何時ころにとった貝なのか覚えておきましょう。(メモするのがのぞましいですね)
ひろってきた貝は、大変よごれています。しっかり洗わなければいけません。何種類かの洗い方を紹介しましょう。先に、貝についている砂や、よごれをハブラシなどで、落としておきましょう。
こなになっているハイターを使います。お母さんに分けてもらいましょう。1リットルの水にたいして50グラム使います。鼻にツンとくるにおいもなく、貝のからをとかしてしまうようなこともありません。水にとかしたハイターの液に、一日つけておいて、水でよくすすぎましょう。
貝に、なまぐさいにおいがついて、とれないときは(まき貝に多いです)、無水アルコールをまき貝の口からそそいで、何日かおきます。その後、よくすすいでください。
ふつうの洗い方で、よごれやにおいがとれないときは、液体のキッチンハイターをつかいます。これはにおいも強烈(きょうれつ)で、手につくとヌルヌルして、なかなかとれませんので、注意しましょう。キッチンハイターをそのままつかうか、3倍までうすめます。これは、おうちの人にやってもらいましょう。服につくと、色が落ちてしまいますので、エプロンなどをしてからおこないましょう。キッチンハイターの液に、一日つけた後、ヌルヌルとハイターのにおいがとれるまで、よくすすぎます。それでも、なまぐさいのがとれない場合は、まき貝のおくに、まだ中身が残っているかもしれません。中身が残っているときには、おくの手で、トイレの洗剤(せんざい)の塩酸系(えんさんけい)の洗剤(せんざい)を使いますが、あぶないですし、貝のからをとかしてしまうこともあるので、ここでは紹介しないでおきましょう。