色鮮やかなレオタードを着て、きれいなリボンをまわす…♪多くの女の子が憧れる新体操は、とても華やかで奥深いスポーツといわれています。これから新体操を習いたいと思っている人は、まずここで新体操がどんなスポーツなのかを知る必要があります。
新体操はスポーツの一種です。13m×13mのスペースの中で、リボンやボールといった5種類の手具を使って音楽に合わせながら演技を行います。音楽に合わせたリズミカルな動き、力強さ、スピード、柔軟性が必要な競技ですね。
新体操選手は、その美しさと芸術性を競い合います。なんといっても一番の見どころはスピード感あふれる巧みな手具さばきでしょう。また、新体操にはお馴染みの女子種目のほかに、最近知られるようになってきた男子種目があります。新体操の男子種目については、【女子新体操と男子新体操】のページで詳しく紹介しているので、そちらをご覧ください!
女子新体操が世界に広まったきっかけは、オリンピック種目になったこと…。個人競技は1984年のロサンゼルス・オリンピック、団体競技は1996年のアトランタ・オリンピックから正式種目となりました。そこから、次第に新体操熱が高まっていきました。新体操は女の子の習い事としても好まれています。
新体操の競技種目は大きく個人競技と団体競技の2つに分けられています。ルールも違いますし、見るほうもそれぞれに違った楽しみ方ができますよ!
ここでは個人・団体競技の簡単なルール説明をしましょう。5つの手具を使った演技種目については、カテゴリTOPの『新体操に必要なもの』の中の【新体操の手具】のページで紹介しています。
ロープ、フープ、ボール、クラブ、リボンの5種目のうち、その年度に決められた4種目を1人の選手が行います。演技時間は1種目につき、1分15秒~1分30秒以内と決められています。
1チーム5人の選手による競技です。全員が一種類の手具を持つ場合もあれば、二種類の手具を持つ場合もあります。演技時間は1種目につき2分15秒から2分30秒以内です。
新体操は審判員の採点で得点が決まるシステムになっています。採点は構成点の合計を2分の1で割った得点+演技の正確さをあらわす実施点=20点満点ということになります。個人競技と団体競技では少し配点が異なりますが、どちらも構成点のなかは、さらに技術的価値と芸術的価値に分けられています。
そして、さらに技術的価値は出発点、追加の難度、芸術的価値は振り付け・音楽、ボーナス加点といった採点項目で構成されています。また実施点は一般的な技術とボーナス加点によって構成されているんですよ。新体操の採点方法は結構頻繁に変わるので、ここではあえて配点を詳しくは載せませんでした。ご了承ください。
新体操は頭のてっぺんからつま先まで全神経を集中させて行う、ダイナミックで繊細な動きが魅力ですよね。
インターネット上でも、新体操に関連したたくさんの画像や動画を見ることができます。ロシアやルーマニア、ブルガリアなどの東欧諸国が強豪国として君臨し続けてきた新体操。日本でも若手の選手がどんどん育ってきています。残念ながら選手の実力からいくと日本はまだまだというのが現状ですけどね…。
また国内では日本人選手はもちろん、海外の選手も人気があります!海外選手の持つ日本人とは一味違った雰囲気が人々を魅了するのでしょう♪きっと女性らしさの中にある俊敏な動き、衣装、メイク…どれか一つ欠けても新体操の魅力は半減してしまいます。観ているだけでこんなに引きつけられる芸術性の高いスポーツ…これが新体操なのです!