チャーハンにあう料理や飲み物

チャーハンは美味しいのですが、食べているうちに脂っこく感じたり喉が渇いてきたりします。また、具を入れれば入れるほど全体的な味のバランスが崩れてしまいます。チャーハン（炒飯）を美味しく味わうためには、どのような料理や飲み物を合わせればよいのか説明しましょう。

チャーハンにあう料理を考える

チャーハン（炒飯）の味付けは基本的に塩・こしょう・醤油で成り立っています。塩は旨味の基準となる味の一つですので欠かすことは出来ません。こしょうは匂いを消す香辛料として、ご飯の持つ硫化水素の匂いやネギの硫化アリルの匂いを消してくれますが、辛みが加わります。醤油は焦がし醤油にして味付けと香り付けの役割を果たしています。この三つの調味料はどれも喉の渇きを感じさせるものです。また、『炒める』という調理法は必ず油を使うので、脂っこく感じることがあります。

チャーハンにあうのは……？

これらのことから、チャーハン（炒飯）に合うのは「喉の渇きを癒す」「口の中の脂っこさを消す」という条件を満たす料理、ということになります。この二つの要素を持ち合わせている食材として思いつくのは瑞々しい野菜類です。レタスチャーハンは、この二つの要素を満たす食材であるレタスを材料に加えることでチャーハンの弱点をカバーしているのです。その他に考えられるのは焼肉で食べるサンチュ（サニーレタス）、サラダなどでしょうか。

チャーハンと一緒に食べたい料理を考える

しかし、「喉が渇く」のであれば飲み物でカバーできますし「脂っこいと感じる」のなら口の中の味をリセットするものを食べればよいとも考えることができます。甘いものや酸っぱいもので脂っこさを無くせばいい、と言うことにもなりますが甘いものはチャーハン（炒飯）そのものの味に合いませんし、酸っぱいものは好き嫌いが分かれるものです。では、「チャーハンと一緒に食べたい料理」には何があるのでしょうか？

チャーハンと一緒に食べたい料理

チャーハンと一緒に食べたい料理として第一に挙げられるのは肉料理です。肉をチャーハンの具に使うことはよくありますが、細かく刻んだ状態で使われるので「肉を食べた」という満足感をなかなか得られないのです。鳥の唐揚げやチャーシューのような、少し脂っこいくらいの肉料理とチャーハンはとても相性がいいです。また、ラーメンとチャーハンの組合せも脂っこく感じる組合せですが、チャーハンがご飯代わりになるほど食が進む組合せでもあります。

チャーハンにあう飲み物を考える

では、チャーハンにあう飲み物はどんなものが考えられるでしょうか？ まず「喉の渇きを癒す」という条件は、塩分が含まれていない飲み物であれば満たすことが出来ます。第二の「脂っこさを消す」という条件は、「味が強い飲み物」「脂肪分をさっぱりさせる飲み物」「脂っこさを感じる前に流し込むための飲み物」の三種によって満たすことが出来ます。三番目は水分であればなんでもいいと言うことになってしまうのでここでは割愛します。

チャーハンにあう飲み物は……？

では、これらの条件を満たす「炒飯にあう飲み物」はどのようなものがあるのでしょうか。万人にお勧めできるものとしてはウーロン茶があります。ウーロン茶は脂肪分の排出を助けてくれる効果を持っていて、脂っこい中華料理の定番の飲み物となっています。他にはコーラなどの炭酸飲料も、口の中をさっぱりさせると言う意味では効果的な飲み物と言えますが、糖分の取りすぎを招く怖れがあります。

チャーハンと一緒に摂りたい飲み物を考える

では、後味などを考えずに炒飯と一緒にテーブルに用意しておきたい飲み物にはどのようなものがあるのでしょうか？ 真っ先に思いつくのはスープ類です。スープは炒飯の旨味を引き立ててくれる役割を持っています。ラーメン屋などで炒飯を頼むとスープが付いてくるのは、そういった意味があるからなのです。にんにくが利いたチャーハンを食べるのであれば、にんにくの匂いを消す効果のある牛乳を用意しておきたいですね。