今、五稜郭で一番熱い箱館奉行所に早速取材に行ってきました!2010年7月にオープンしたばかりの箱館奉行所は観光客でにぎわっており、朝一で行ったにもかかわらずものすごい人です。
まず入り口で靴を脱ぎ、靴袋をもらって持ち運びます。券売機で券を買ってから受付に行くので、流れがとてもスムーズでした。玄関を過ぎると最初に入るのは使者之間です。ここでは映像でこの奉行所が完成するまでの様子を紹介しています。このガイダンスをちゃんと見たほうが、奉行所見学をより楽しむことができるでしょう。また、奉行所の中にある映像シアターでも同じ映像をより大きい画面で、椅子に座って見ることができます。
奉行所は全部で「再現ゾーン」「歴史発見ゾーン」「映像シアター」「建築復元ゾーン」の4つのゾーンに分かれています。使者之間を抜けるとそこは再現ゾーンの大広間です。大広間は玄関に近いほうから四之間、三之間、二之間、壹之間となっており、全部で72畳もの広さがあります。また、ガイドのお姉さんがここに座ると御奉行様の気分が味わえます、と写真を促していたので、観光客の方は皆さん座って記念撮影をしていました。72畳の広間を見渡すことのできる壹之間に座るのは、とても気持ちがよさそうです。大広間の横には廊下があり、黒い塀に囲まれた庭を見ることができます。庭の中だけでなく、奉行所周辺に大きな赤松があるのですが、これは140年前に奉行所を建てたときに植えられたものです。奉行所が取り壊されたときも松はそのまま残されました。当時は小さかった赤松が背の高い木に成長したというのは、すごく歴史を感じますね。
廊下をまっすぐに進むと武器置所、表座敷に出ます。奉行所の壁は黄大津、茶大津、泥大津の三種類の壁土で作られていますが、表座敷の壁はあえて現代の建築材で区切られています。今回復元された奉行所の建物は当時の1/3程度で、この区切りはまだこの先に奉行所が続いていた、ということを意味します。
そこを過ぎると奉行所最大の見せ場、太鼓櫓を見ることができます。格子越しに見る太鼓櫓は16.65mもの高さで、とても存在感を放っています。案内をしていただいたガイドの方に、写真の腕がよければ格子ごと太鼓櫓をきれいに撮るんだろうね、と言われたので、カメラマン、がんばりました!!きれいに撮れていますか?
そこを過ぎると後は半分、歴史発見ゾーン、映像シアター、建築復元ゾーンになります。歴史発見ゾーンは、本当にすごい!ただ五稜郭や奉行所、箱館戦争についての説明をするだけでなく、さまざまな仕掛けを使っています。これは実際に自分でやってみないことにはわからないと思いますが、楽しみながら歴史を学べると思います。その後は映像シアターで説明されたことを、建築復元ゾーンにて自分の目で確認していきます。
中を一通り見た後、外から見るとまた違った見方ができると思うので、奉行所の見学をする際はぜひ、時間をたっぷりととってお越しください。
名前 | 箱館奉行所 |
住所 | 函館市五稜郭町44番3号 |
営業時間 | 4月~10月 9:00~18:00(17:45 受付終了) 11月~3月 9:00~17:00(16:45 受付終了) |
電話番号 | 0138-51-2864 |
駐車場 | あり 五稜郭観光駐車場 または 芸術ホール・北洋資料館・美術館駐車場 |