ハリストス正教会は安政6年にロシア領事館付属聖堂として建てられたのが始まりの教会である。明治5年には全国で初のロシア正教会の聖堂となり、現在も函館を中心にした信者の活動拠点となっている。市民には、教会の鐘の音からガンガン寺と親しまれ、その鐘の音は日本の音風景百選に選ばれている。
また建築物としても、重要文化財として国に指定されているものであり、ガラス窓の曲線、天を目指す尖塔などのロシア風ビザンチン様式の造りとなっている。レンガ構造の外壁を漆喰で塗り込めた白壁と緑の屋根とのコントラストがとても美しい。 |